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  • まず素直に、この題材を日常倫理企画に投げ込んでくれた勇気に拍手したいです。
    一見すると「全員オッサン・全員変態」の下ネタギャグ異世界ですが、よく読むとかなりしっかり「追放もの」の倫理をいじっている。

    主人公二人はどちらも、「追放された=被害者」であるはずなのに、内心では────これで自由だ/これからは自分の欲望のままに生きてやる」と、むしろ解放感を味わっている。

    そのくせ、互いを心の中で「アイツは本物の負け犬」「自分とは違う」と見下しているのが、すごく“日常的な醜さ”としてよくできています。

    ここで面白いのは、「追放」というイベントが、本来は
    •コミュニティからの排除(社会的制裁)であるはずなのに、二人の主観の中では
    •自分の欲望を正当化し、元いた場所を“見る目のない側”に追いやる理屈
    として機能していることです。
    日常倫理っぽく言うなら、

    「切られた側」が、内面でどう自己正当化し、どう相手を“悪者”にしていくかの心理を、フェチと筋肉という極端な設定で増幅して見せている。

    また、「自由」という単語の扱いも、倫理的に非常に皮肉が効いています。
    両者とも──
    ──僕は自由だ。世界を芸術品に変えてやる
    ──縛られることなく、自由に生きるでござる
    と言いながら、その実態は「自分の変態性に忠実である」という意味でしかない。
    しかも読者視点から見ると、その“自由”は、他者の同意も尊厳もガン無視した非常に一方的な欲望です。
    ここに、「自由」と「周囲の人間に与える気持ち悪さ」のギャップ=日常倫理的な問いが生まれていて、単なるギャグ以上の読後感が残ります。

    作者からの返信

    一話でそこまで見抜かれるなんて正直思ってませんでした。

    てっきり勢いだけの低レベルな下ネタ小説と評価されるのが関の山だろう、と。

    叩かれたとしても、それはそれでナワルとガチの生々しい感情を表現できたと前向きにとらえるつもりでした。

    いや、本当に驚きです。

    なんと言葉を紡いだらいいのか……

    作品の後ろに隠れているつもりだったのが、グイと前に引っ張り出された感覚です。

    意図を読み取ってくださったこと、心より感謝しています。

    もちろん、作品を通して表現したいテーマはあります。

    「そうなんです!ここは○○で~」と言いたい気持ちでいっぱいです。

    ですが、ここで私が明言してしまいますと、私の「作品を通して、笑いと共に何となく感じ取ってほしい」という目的が達成不可能になります。

    無名の分際で何偉そうなことを、と貴方を不快にさせてしまう可能性があることを承知の上でお願いします。

    貴方の解釈に、返答しないことをどうかお許しください。

    本当に素晴らしい感想をありがとうございました。