第22話
個体名「アシュラ」 青の森のエリアボス?
ゴブリンの特殊個体?
保有能力
小鬼の王 自身と配下ゴブリンの全能力上昇
青の血 緑の上位種の証 毒を含んでいる
銀の配下 銀の◯◯に洗脳され強化された
青ゴブリンの村長の息子で将来有望だった。赤の森で瀕死の重症を負うが銀の◯◯に治療してもらい配下となった。洗脳されたことには気づいていない。命令に従い探索者を殺し地上を目指す。
「……は?ここでも銀の◯◯かよ。なんなんだ?気持ち悪いなぁ」
〈そいつがアシュラを使って実験?いや含めてか。いい性格をしているな〉
ふざけた野郎だ。操られてこの強さか。能力もエリアボスとして申し分ないな。まあ今の状況ではあまり使えないっぽいが。統率型のエリアボスなら1人でも……
「オマエ……あの御方をぶ、侮辱するのカ?ゆ、ゆるさない、許さない!!貴様ァ!!!!」
「ギィィィ腕を引き抜きクウ!腹を刺し中の臓物をクウ!頭を引っこ抜き眼をクウ!クウクウクラゥゥ!」
……無理無理。めっちゃ怒ってるし体がデカくなっているしなんだこいつ。統率型と思ったら戦闘型じゃん。
〈アカリ、くるぞ!〉
怒り狂った形相で大剣を振り回しながら走っている。
「よっと!オラァ!!」
避けつつ青狼ダガーで斬りつける。今度は弾かれることもなく普通に斬れた。
首だけが硬いのか?それならまだやれる。レフィが来るまで耐久する?訓練の成果にちょうどいい。
俺だけでこいつを倒してみせる。
「かかってこいや!」
◇
「もし、御二方、息子を知らんか?」
エンキと八重が帰還中にとあるゴブリンが道を塞いだ。通常のゴブリンよりも背が低く痩せ細っている老ゴブリンだ。探索者の服は着ておらず防御力は無いに等しい布の服のみ。手には錆びた剣があるが武器としては使えないだろう。
「息子って?誰のことだい?」
「大きく腕が四つのやつじゃ。ここにいるかと思い来たがおらんでの」
違和感。弱いはずなのになぜか勘が逃げろという。明らかに素手でも殺せる見た目なのに。
「ああ、それならまだ青の森にいるよ」
「おお!ありがたい。ではさらばじゃ」
敵意はない。ただ質問に答えればよかった。それだけでよかった。ここにいる探索者は全員知っていたのに。
襲った探索者6人。一般3人、上級2人、特級1人が錆びた剣に殺された。
全員の頭と体が別れて終わった。特級ですらまともに防御すら出来ずにサラッと死んだ。
「…………くそ」
僕は助けることも出来ずただ見ているしかなかった。
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