只者ではない佇まいの猫、ひょっとしたら世界を守っているのかもしれない。

 ただただ猫が恰好良い。
 迫力のある圧倒的なまでの戦闘描写と、シリアスで胸に迫る心情描写は、それだけでも一読の価値があると思います。
 ……ただし、絵面は猫なんだよなぁ、とw それを常に頭の片隅に置きながら読むのと、猫関係なくただその描写に酔いしれるのと、これは一体どう読むのがいいのか少し迷うところですがw、どちらもアリでしょう。
 きっと、妙に貫禄のある佇まいの野良猫を見かけるたび、この話を思い出すでしょう。
「お前が世界を守ってるんだろうなぁ」と。