第三十五章 家出の先に選んだのは……
父娘(おやこ)喧嘩の末の家出の先に選んだのは、母方の実家だった。
私はまだお祖父ちゃんとお祖母ちゃんが起きているかもしれないと望みをかけてガラケーで母方の実家に電話した。
五回くらい呼び出したあと、電話に出たのはお祖母ちゃんだった。
「もしもし?」
「……もしもし、お祖母ちゃん?」
「あぁ、その声はお孫ちゃんだね?」
「どうしたの、元気??」
「……お祖母ちゃん、じつは、お父さんと喧嘩しちゃって、家、出て来ちゃったの……」
「!?」
「それで、一晩で良いから、泊めて貰えないかな?……なんて」
「……」
「……あ、やっぱり図々しいよね?」
「いいや、他を当たるから……」
「泊まって行きな!」
「あ……え!?」
「良いの!?」
「えぇよ(笑)」
「好きなだけゆっくりしていきな(笑)」
「どうせ学校行ってないんだろ(笑)」
私は嬉しくなって涙が流れた。
「ありがとうお祖母ちゃん!(泣)」
「今からそっちに行くね?(≧∇≦)b」
私は母方のお祖母ちゃんとお祖父ちゃんに甘えさせてもらえることになった……。
そして来た電車に乗り込み、辻堂駅から埼玉県の南浦和駅に向かった……。
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