16 ようやくゆっくり旅をする? その3
臭かったのでお風呂を用意して入浴した。
入浴中に邪魔が入った。
奴隷商人が現れた!←イマココ
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──復讐? いいでしょう……受けて立つわ!──
「入浴とはいいご身分だなぁ?……ガキども」
「ふっ……自分たちで用意した風呂に入って、何が悪いの?」
「俺があんな目に遭ったってのに、のうのうと風呂に浸かってるってのが気に食わねえんだよ!」
「風呂に入りたいなら、後で良ければ使ってもいいけど?」
「おお、そりゃあいい……俺たちゃ暫く拭く事もしてねぇからなぁ……」
「「おお!」」
「てめえ等は黙ってろい!」
「「「…………チッ」」」
「……聞こえてんぞ?」
「「「へぇ〜い……」」」
余り仲良くないのかな?……と思いつつ、ふと子供たちに目を向けると……
(あ、しまった!?)
察知出来た4人だけかと思ったら、他に仲間が居たようだ……奴隷商人の配下?……が2人程、大回りをして風呂場の後方に……
パキッ
「……あ!」
「ボケ、何してやがる!?」
「サラ、後ろ!」
「え?……ひゃあっ!?」
そして発動する結界魔法……そう、湯船には外から襲われてもいいようにと、物理結界を発動するギミックを埋め込んでおいたんだった……
「ふぅ……無事に発動したかぁ……良かった!」
「なななな……何だありゃあっ!?」
見れば、風呂の石の場所には見上げる高さの結界が張り巡らされ、手を出しても弾かれている様が見えた。到底人やその辺の魔物(ウルフとか)がジャンプしても届かないと思う。
「……じゃ、こっちもヤロウカ?」
あたしは、木剣と盾を抜き……奴隷商人の前に飛び降りる。ゴーレムにはそれ以外の冒険者たちを任せた……
「まさか……女児1人に大の大人が4人掛かりで……なんて女々しい事、しないわよね?」
ジリ……と歩み寄るメグ。
「あ……当たり前だろうが! お前たち、あのデカブツを何とかしろ!」
奴隷商人は喚き、渋々冒険者たちはゴーレムへと走り出す。
「掛かれえっ!」
「てやあっ!」
「こなくそぉっ!」
バカボコと殴る蹴るの応酬の音が聞こえるけど、取り敢えずスルー。
「ふっ……お前が残したこの剣で、痛い目に遭うがいい……」
とか言ってるけど、他人の
「あたしの獲物であたしを傷付けられるとでも?」
ニヤリ……と笑ってみる。まぁ……普通に見れば、木剣って木の棒と変わらないんだけど……
「普通じゃない木剣だからな……死ぬなよ? キエエエエッ!」
うわ凄い声……と思いながら、そのまま受ける。
パシュッ……
奴隷商人が持っていた木剣は、頭に当たる瞬間にそのまま消失。空振りする奴隷商人の腕が頭に当たりそうだったので、流石に避けたけど……
「なっ……何ぃっ!?
※流石にそのままだと体格差で届かないので、ジャンプしてからだけど
「「「うわぁっ!?……も、もう許してくれぇっ!」」」
……と、取り巻き? の3人はゴーレムにボコボコにされていた。お風呂の方は……
「あ〜……諦めて逃げた、かな?」
ウルフらしいのと2人組は逃亡した模様……多分、ビーストテイマーなんだろうね……本人たちはそこまで攻撃力が無いから人質を取るのに風呂場に回されたっぽい。
「もしもの時の保険が役に立ったなぁ……」
出掛ける時は忘れずに……何か違う?
取り敢えず、主犯とその配下1から3までをロープで縛って町に連れてってお上に突き出そうと思うけど……殺しちゃった方が後腐れ無いんだけど、どうしようかなぁ?
◆◇◆
……と話したら、謝り倒したのでお上に突き出す方向で。ま、まぁ……子供たちにトラウマ植え付けるのも何だしねぇ……
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女神「別に女神の名の元に死を与えてもいいのよ?」
天使「……めがみさま?」
女神「ま、まぁ……慈悲を与えるのも私の懐の深さを知らしめる必要もありますわね? ホホホホホ……」
天使「(駄目だ、この女神……)」
※天使公認、駄女神爆誕←元から存在する罠?(苦笑)
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