第8話 夜の学校
そして着いた先は夜の学校だった。
千秋がやりたいことリストに書いていたのだ
゛夜の学校に潜入゛と
それを読み上げた咲が退院した千秋をここに連れてきたのだった
真っ暗な中ライトを照らして進んでいく2人
興奮した千秋は咲の手を引いて次々と進んでいく
千秋「咲!早く早く!」
咲「お前、元気だな」
少し呆れ顔の咲
千秋(この時間がこのまま続いていけばいいのに、いつ俺は病院に連れ戻されるのかな?いつ死んじまうのかな?)
千秋はこんな考えがふとよぎりこの何気ない当たり前の時間を噛みしめるように過ごし涙を堪えていた
千秋(もう、俺は春輝も咲もいるからもう俺は怖くないな、)
そんな事を考えながら夜の学校を楽しんでいた
千秋が入院してた時の授業内容を教える咲
ふと、千秋が呟く
千秋「俺もう何も怖くないんだよな。咲」
咲「は?」
何言ってんだというように
千秋「俺さ、春輝が生まれて兄貴になってから自然に笑えるようになってよ、それに咲のおかげで俺もうなんにも偽らなくていいからなっ」
咲「俺はあとなんだな。そんだけ、春輝が大事なんだろ?」
千秋「あ〜わかっちゃったか〜笑もうお前には敵わねえな。」
そんな他愛もない話をしながら勉強を続けた二人だった。
ある日、千秋と咲が河川敷のほうを歩いていると川で溺れている女の子を見つける。
すかさず助けに行くために川に飛び込む千秋
咲「よせ!千秋!」
そして川で溺れていた女の子は助かったが千秋は病状が悪化して呼吸困難となり緊急搬送された
救急車の中で咲は何も言えずに千秋を見つめながら言う
咲「千秋、、」
そして意識不明のまま病院に搬送され病室に移された千秋
ずっと目覚めない芹沢千秋はー
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