第1週の見どころ

ざっと1作品目から123作品目を概観し、8作品を選んだ。

四谷軒の一連の歴史・時代・伝奇シリーズはそれぞれ個性があり、どれも一定のレベルに収まっている短編が多く、1週目の見どころである。


 また「そのハミングは7」で書籍化された虹乃ノランの短編「骨を孕む」は文芸的な面白さがある。序文の「自分の骨の味を知れ。かみしめよ。地面に埋めよ。掘り出してもう一度かみしめよ。」も、わたしは知らなかったが、その前段が「自分の好きなことをやれ。」であることを踏まえると面白さもずいぶんと変わった印象になろう。


 秋冬遥夏も、「室外機に花」ではホラーとミステリの両方を味わえる作品となっていて、良かった。一定のエンタメ性があるという意味で推す。また同作者の「酔うと野菜になるタイプ」ビビヌッコアユナというある種奇怪なワードが頻出する点においては面白い出来。この言葉が入ってくるかどうかで感想が変わるだろう。(2週目につづく)


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