第4話 天龍
麻雀は大会ごとに少しずつ違うルールが存在する。どのルールでも本当に素晴らしく面白いのだが【天龍】では他の大会とは異なりレート制となっている。簡単にいうと6つのランク帯に
よって強さが別れておりレートがあがればその分敵も強くなっていく。レート順は
7001~10000 龍士
5001~7000 天士
3001~5000 雀士
2001~3000 上士
1001~2000 中士
0~1000 初士
となっており下から上へと順にランクが上がって行く俺の時代の上の人達はこの天龍の龍士
出身の人達がほとんどで後に龍士になれていたかどうかがプロの登竜門と言われるぐらい大切になっていた。
そんな事も知っているので目指すのはもちろん龍士だわ、更に欲を言えば年に1度龍士のものたちでリーグ行い1位になったものにだけ与えられる称号「天龍」も欲しい。俺の時代、元天龍の人たちが後の麻雀のリーグでもその実力を表して天龍の称号を持っていることは一種のステータスと言われるほど暴れていたのだ。そんな人たちと同じとは言わないがそこまで行けるかもしれないという実績が欲しかった。あと、やっぱり取れる可能性のあるタイトルや称号は全部欲しいからね。まっ、とりあえずこの天龍で上を目指すことが俺の目標に近づくことは間違いない。俺はせっせとランク上げに勤しむのであった。
ちなみに天龍のランクのあげ方はそりゃ他の
ゲームと同じで勝ち続ければいいだけなのだが、麻雀は他の競技やゲームと違い、実力だけではなくかなりの運も必要になってくる。もちろんその運を持ってくるまでの手順が実力なのだが、まっ、つまり他のゲーム等にくらべて凄く運がより必要になってくると言うわけで何が言いたいかと言うと、どれだけ実力があっても無限に1位を取ることは出来ないと言うわけだ。天龍は4人麻雀のゲームで簡単に言うと
1位で➕50、2位で➕15、3位で➖5、4位で➖80となる。つまり4位にならない麻雀を心がけることが大切になってくるのだ。たとえ1位になれなくても4位にさえならなければ、3位に9回なっても1位1回で巻き返せるわけだ。逆に4位になってしまったら1回1位になっても大きく➖になってしまうというわけでここの引き際が非常に難しく面白いところになってくるのだ。
もちろんランク帯によって前後はするが簡単にこれだけ分かってくれていれば問題ない。
俺は久しぶりの麻雀に時間を忘れてひたすら楽しむのだった。
あっ、ちゃんとバレないようにめちゃくちゃ勉強してる風を装っているから大丈夫なはずだ汗汗。ここら辺は今まての俺の行動が真面目で親の言うことに逆らったことがなかったことが大きく信用してもらえてると信じよう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます