立春讃歌

ぼくがあなたを見つけたその一瞬。

心があたたかくなりました

まるで、春が来たように

ぼくは幸せな気持ちになりました。


言葉が心から溢れたこの一瞬。

ぼくは言葉たちを拾いきれず

この感情に名前をつけられずに

春が去るのを見ていました。


追いかけようとするぼくを

勇気の出ない心が引っ張って

声をかけようとした口を

不安感でいっぱいに塞がれた


どうせ春はまたいつか来ると

諦めればいい。それだけでいい。


我を忘れて叫ぶただ一瞬。

この痛みの名は恋というのだと

うまく言葉にできなくても

あなたに伝えなきゃと思ったのです。


あなたが、振り返る、今、立春。

鳥の春には暖かい風が必要なように

花の春には柔らかい日差しが必要なように

ぼくの春にはあなたが要るのです。


気づかせてくれて、ありがとう。

ぼくの心にぬくもりを灯してくれて、

ありがとう。

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