第1話 いつもの仕事違うタスク

落年魂係おとしだまがかりの朝は早い、はやいと言っても僕の性分による処も大きい、出勤に備えて朝から準備する習慣がついているのだ。


本日出会う、不幸な子羊の為にどこまで手を貸すのか?はたまた人生のゴールから遠ざかる厄介者を何処まで許すのかの筋道を建てて報告書を仕上げたら仕事の6割は終わったような気持ちである。


しかしながら10年も現場から離れれない働きぶりから自己分析するに、余程僕の働きはよろしくないのかも知れない、今日はまた新人の研修を押し付けられる日らしい。


昔作りかけたまま放置している新人研修マニュアルを手直しせずにコピーしてファイルに入れて当たりだといいなと呟いて本部に報告書を送付した、すぐに本部から予測達成率99.9%、達成困難度0.0%との本日の仕事のお墨付きを与える情報、


そして厄介な事にノイズが走り本部からの権限付与を受けて、更にため息をつきながら頭の輪っかの枚数を触って数えた、3件全部かトホホと言いながら1件だけ1件だけ使うかと自分に言い聞かせて住居から出ることになった。


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