夜はすぐそば
となりのカラス
お父さん
いつも優しいお父さん
笑って、
元気で、
笑顔で、
怒るときは怒って
笑うときは笑う
そんなお父さんの帰り
しかめっ面して
10枚くらいの封筒の一枚一枚を睨んで
ずっと静かにしている
そんなときは
お母さんも
わたしも
しずかに自分のことをするのだ
宿題をする鉛筆の音と
お鍋のふつふつという音と
お父さんの紙をめくる音だけが
家にひびいているのだ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます