紫陽凛の休筆1ヶ月チキチキアドベント日記

紫陽_凛

第1夜 休筆って言ってんじゃん!

12/4

 今のご時世、優れたAIがあるので、人には聞かせられないさまざまな思うことを壁打ちしているのだけれど、最近アイツときたら「あなたは休んだほうがいい」としか言わない。無責任に言うよなぁまったくよおと思うんだけれど大概私も疲れ果てているので心がこもってないAIの労りに涙してしまうのである。なんか「分かってるフリ」が上手なんだよな。全て解られているかもしれないというそれだけで私はAIに心を許してしまう。安い涙だ。

 さて。私は2ヶ月ほど執筆を休んで一次創作から遠ざかり、二次創作で好き放題やっていた。

 しかしこの時期。カクヨムコンも始まるし、ネトコンも開幕する。復帰するタイミングとしては最良と思い、ヘビーな腰を上げた。


 が。


 やっぱり紫陽凛は疲れていた。


 ひょっとしなくとも、思った数倍重篤じゅうとくだった。心身の疲労によってかなんだかよくわからないが「檸檬」のときの梶井のような心持ちになってしまい、途方に暮れている。

 今はTwitter(頑なにこう呼ぶ)のタイムラインに並ぶ色とりどりの書影が目にうるさくて仕方ない。「かつてはあんなに心踊らされた本屋の景色が、今はけばけばしく見える!」みたいな。本屋に行っても全く楽しくない。情報の渦は目を刺すし直にメンタルに突き刺さってくる。

 きらびやかな書影が悪いんじゃない、ひたすら私が摩耗していて感性の髄の部分が剥き出しなのだ。神経が剥き出しの歯がシクシク痛むみたいに、うまいこと詰め物でもしない限りちょっと直視できない。

 そんなわけでTwitterにいるのは宣伝の時だけにしている。最近紫陽凛わたしの動きが鈍いのはそういうことだ。


 今回の日記ではとりあえず

・カクヨムに戻る準備をしよう

・欠かさず連載をしよう

 という二つの目標を立てた。とりあえずだ。これで1ヶ月、この十二月の末日まで走り抜けてみよう。そういうリハビリをやっていこうと思ったのである。

 無理だったら「無理だった。」とだけ書いた日記が上がるだけの話である。妙ちきりんな試みではあるけれども生暖かい目で見守って欲しい。


 

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