勇者だって猫の手も借りたい 〜喫茶店のアルバイトをしていただけなのに、知らぬ間に異世界の事件を解決していたらしい〜

ゆらゆうら

プロローグ 喫茶店【縁】

「いらっしゃいませ」


 ここは、喫茶店【縁】。

 ド田舎にあるなんの変哲もない喫茶店だ。

 僕はそこでアルバイトをしている、なんの変哲もない大学生である。


 客なんて一人来るか来ないかのもので、アルバイトなんて必要ないんじゃないかと思えるほど閑散とした喫茶店。

 だが、それが気に入っている。


 のんびりと、自由に過ごせるこの喫茶店は僕の慌ただしい日常を癒してくれる場所だ。

 そんな喫茶店に、珍しくお客さんがやってきた。

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