ヒカリのさすほうへ

のんふぃく。

プロローグ コレがわたしの今


ふと、壁掛け時計をみると深夜2時

作業に集中していたらあっという間に時間が過ぎた

時間が過ぎたというか、溶かしたに近い

作業内容としてはイラストの修正なのだが、幾度修正しても終わりが見えず…それでこの時間だ


私はすっかり冷えたコーヒーを飲み干した



イラストレーターとして生計をたてていたら時間なぞ気にしないのたが、寝て起きたらすぐアルバイトの時間になる



「やれやれ……ンンン!疲れたー…ふぁぁ」

思いっきり伸びをして、あくびがもれた


このイラストデータができたら約1ヶ月半はイラスト依頼がないのでゆっくり眠れる…と、思っている…


わたしは兼業イラストレーターとして活動して次の2月で丸3年になる

最初こそ、安い価格で修行を積もうと思っていた。だが、本業イラストレーターさんから

「自分の作品の価値を下げるのは自殺行為だ」

と、いうアドバイスを頂いたことから、気持ちをシフト変更し、それなりの価格で売り出していった。やはり、本業イラストレーターさんの言葉はたしかだった。

顧客が満足のいく画力は備わっていたらしくあとは安売りしないでいた事で信頼にも繋がった


今、その本業イラストレーターさんはプロとして様々なメディアに登場したり、出版社から本を出したりしている


私もそういう人になりたい


そんな想いを野心つきでもっている


日々のルーティンはバイトから帰ったあとに片手で食べれる食事を用意し、その後ひたすらパソコンに向かっている


「さて、さすがに歯磨き済ませて寝よ……」

時計の針は2時30分になっていた

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