noteのある記事③
私は怪しまれないよう、Hちゃんに「ママ」について聞き出しました。そうしたら驚く事にいつも夢の中で会ってるというのです。
特定の夢を見るには複数の方法があるようですが、Hちゃんがそれをしている様子は見られませんでした。
子ども特有の想像性がそうさせるのでしたら不安も無かったのですが、ママの外見の特徴を聞いた時に、言葉では難しいからと絵を描いてくれたんです。
でもその絵が人間のカタチをしていなくて……。お絵描きが得意なHちゃんも勿論、他の子でも絶対に描かないような不気味な絵でした。
どんな絵なのか思い出したくもありません。黒い雲を100倍恐ろしく描いたらあんな感じになるかもしれません。
そして何より異常だったのは、Hちゃんには恐ろしい絵を描いた自覚が無い事です。「綺麗でしょ?ママってすっごく美人なんだよ」と言われなければ、人間を描いているとすら気付けませんでした。
同時に本人にとっては綺麗な女性を描いただけという、見え方なのか認識の違いなのか……。兎に角自分とHちゃんで見えているものが違うと理解した時は、叫びそうになる口をなんとか抑えた自分を褒めてやりたかったです。
本人は満足そうにしている絵を処分するよう言う事も出来ず、かといってあんな物は姉夫婦にも見せられないので、大事に箱か何かに仕舞っておこうと言うしかありませんでした。
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