黒神が千年の眠りから覚める時

飯楽堂

第1話「目覚めの時」




寂れて壁や床に穴が空いたりしている寺院



そこで、俺———『黒神』は目覚める。



「.....ん、ふぁぁ....よいしょっと」



俺は気だるそうに棺から出る



「....外出るか」



そのままゆっくりと寺院の中から出ていった



ーーーー



外に出た俺は混乱していた



「あれぇ....?こんな森生えてたか?」


(俺が寝てる間に何かあったのか?)



そう言いながら周囲を散策し始めた、しかし



30分後



「うさぎとか鹿とかの動物しかいねぇ....たしかここらは、『バリアス王国』のどっかの貴族の領地....だったはず、なのに村どころか人の気配もねぇ、どうなってんだ」



「......仕方ない、あいつを呼ぶか、《神槍ニュラリス》」



その瞬間、黒神の手のひらに光の玉が形成され徐々に形を変えて、結果的に3m近い槍の形に変化した



「....よお、主、久しぶりだな」



「おう、久しぶり、『ニュラリス』」





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