記憶と深層

「フフフ、、、久しぶりニ血ガ滾る」

「アハハハ!アハハハ!!」


「や、、!やめ!!」


「フッ、、目覚めノ時カ、、、」


「オ前はワタシの依代、、、早ク、、ツヨクなれ、」


「ワタシからお前へのプレゼントダ、、、、」


私の意識の中で何かが話し声が聞こえ私の意識が覚めようとすればするほど声は遠のいていく、、、、


「ジェシカ。ジェシカ、、、、」


聞き覚えのある声が聞こえてくる


「んん、、、ん、、、」ゆっくりと目を開ける、、、


「おお、、、良かった。目が覚めたかい、、」


「アンディ!ジェシカが目覚ましたぞー!」


「そうだ、、、私、、、、、、、、」


!!


「リーシャ!!」

床に横になっていた身体を起こそうとしたがその瞬間身体全体に鋭い痛みが走る!


「うわっ!いたっ、、、、、な、、何??」


「寝とけ。」


声のする方をみるとアンディが近くに来ていた


「ここは、、?」


「説明は後からするから今はゆっくり休め、、、」


「うん、、、でも私、、、リーシャを、、、」


アルフレッドが口を開く


ジェシカ、、、と言い私を優しい目で見つめ頭を撫でてきた


「よくやったくれたよジェシカ。ありがとう、、」


「ご、ごめんなさいアルフレッドさん、、、、」

「私、、、、、、」


「ジェシカが謝る事じゃない。本当は俺が守らないといけなかったんだ、、、」

「それをジェシカに任せて責任まで取らせるつもりはないよ。」

りそれにリーシャはリーシャでジェシカの事を守り今のこの場に生きてくれた事で報われているんだ。きっとね、、、」


「アルフレッドさん、、、、」


「さあ、、今は身体を癒す事に専念しなさい」


「は、はい、、、、」


*********


そこから数時間が経過し森の中も暗くなったきたころにアンディが死者狩りに行ってきたようで横になっている私の所に血の入った瓶を持ってきてくれた


「ジェシカ。今はお前はこの程度じゃ到底足らない程傷が深い、、が少しはマシになるだろう。」


「人間の血さえあればいいんだが、、、それは禁忌だからな、、、、すまない。」


そう言って私の口に血を流し込みそれを飲んだ

すると起き上がれる程度には復活したが戦いとなると力が入らない、、、


「ありがとうアンディ、、、」


「ああ、、歩けるなら焚き火の所に行ってみろ。」


「何かあるの?」


「行けば分かる。」


「分かった、、、」そう言い焚き火のある方に向かうと見覚えのある人が座っていた


占い師の女性だった、、、


「あれ!?何でいるの」


「ふふ、、歩けるようになったのね、、、、」

「それに、、、ふふ。それはまた今度にしましょうか」


「なに、、、」


そんな話をしていると後ろからアンディとアルフレッドさんも焚き火に集まってきた


焚き火を囲むように座り今後に向けての話し合いをする事にした


「ねえアンディ、こんな危険な森の中でゆっくりしてていいの??」


「ふふ、、私の道具を使って見えない空間を作り出しているから今は平気よ。だけどこれが最後だから移動するとなると私は次の町に着くまで役には立たないわ」


「そうなんだ、、、、」


「そうなの、、ふふ。」


「それでだ、、、アルフレッドを俺たちの隠れ家まで連れて行く。」

「そしてアリスの住処に俺たち行きそこでジェシカの話をする」


「隠れ家なら鍛治もできる。なによりアルフレッド本人もそれを望んでいるからな」


「そうなんだ。そこで更に腕を上げて強力な武器を作り人間の冒険者達の力になりたいんだ。」


「そっか!アルフレッドさんがそう言うならそうすべきだと思う。」


「はは!ありがとうジェシカ!」


アリスが話し出す

「ねえアンディはいつまでジェシカと一緒にいるつもりなの?」


「言ってる意味が分からない。俺はジェシカがひとり立ちできるまでは一緒にいるつもりだ」


「今の貴方にジェシカを守れるの?」


焚き火に枝を入れる手が止まる。


、、、、、、、、。


「ね、ねえ!私はずっと一緒にいたいよ!」

「アンディもそうだよね?」


「、、、今回の事で俺は俺で色々思わされた」

「ジェシカは俺の事を慕ってくれてるが実力をみればとうに俺なんかより強い。」

「所詮俺は工房で武具の作る事が似合ってるんだ」


「そんな事ないよ、、、私アンディが居ないと何もできない。」


「記憶が思い出せない事がある意味では良かったのかも知れない、、、今ではそう思う。」

「だから俺はアルフレッドと一緒に隠れ家で工房に入ろう迷っている」


「そんな、、、私はどうすればいいの、、、」


「お前はリーパーとして実力のある仲間と行動をすべきだと前々から思ってはいたがなんせ道のりが険しいから辿り着くまでにある程度は鍛えてやる必要があったんだ」


、、、、、。


「それでー?アンディはどうしたいとか決めたの?」


「まだ決めちゃいねーよ!!それにアリスのところで鍛えると言う話もあるじゃねーか」


「ふふ、、そうね、、、」


、、、、。


「よし!それじゃまずはお前さんら隠れ家まで俺を連れて行ってくれ!頼むなアンディ、ジェシカ!アリスもな。」


「私は何の役にも立たないわよ。それに私はジェシカに話さないと行けない事もあるし、、、フフフ、、」


********


そこから森を抜け隠れ家に向けて4人は歩き始めた


途中死者に出くわしたりしたがアンディのおかげで問題なく道を進み4日くらいかけてようやく隠れ家まであと1日も歩けば着く所まで来れた


「うん!!ようやく身体が動けるようになってきたよ!」


「そりゃ良かったな!」笑顔のアルフレッドが言う


「うん、ありがとう!」

「それに試したい事もあったから良かった」


「試したい事とは何かね?」


「んー何て説明すればいいのか分からないんだけど」

「誰かが私に教えてくれた?なんて言うんだろ、、」


「おいジェシカ、、、お前まさか、、、」


「な、何?」


「いや、、、」


「そうね、、、いい機会だしジェシカに私から話してあげるわ」


、、、、、


「ふふ、、そんな身構えなくていいわよ」


「あの日に何が起こったのか、、ジェシカは何か思い出す事はある?」


「、、、、はっきりと覚えている訳じゃないけど意識の中で何か女の人が笑ってて私に話しかけてきた」

「だけど何を話して来たの覚えてなくて、、ただ1つだけ覚えてる事がある」


「それはなんなのかしら?」


「ブラッディローズじゃなくスカーレットローズを使いこなせって、、、、」

「それが何を意味してるか分からないしただの言葉遊びなのかも知れない、、、」


「それ以外に何か覚えている事はあったりするかしら」


「ううん、、、、目が覚めたらあんな状態からだったから」


「そう。分かったわ」

「私たちが居た町がどうなったかジェシカは知らないわよね」


「うん、、それずっと思ってたけどみんなが話さないから何かあるのかなって思って、、、」


「あの町にいた邪教徒、人、死者、、、そして町」

「全ては貴女の手によって一瞬で灰燼と化したわ。」


「え、、、。私が、、、?」


「ええ。詳しくは言えばジェシカの中に眠る古代マリアがジェシカに憑依して暴れ最後は何も残ると事なく全てが灰になってしまったわ」


、、、、、、。


「さっき言ったスカーレットローズもその一つの要因になっているはずよ」


「ジェシカはあまりのショックな事象に耐える事が出来ずそれ以上耐え続けると精神がおかしくなると自ら中に閉じこもってしまい気を失ってしまう。」


「そうなると本来ジェシカの意識すらしていない内に潜んでいるマリアが目を覚まし制御できずある種の精神暴走が起こる」


「それが今回起きてしまったと私はそう思ってるわ」

「私はそうなると事前に分かっていたから皆には申し訳なかったけど先に非難させてもらったわ」


「わたしが、、、なの、、、」


「おいジェシカ」


アンディの方を振り向く


「いまのお前は色んな事に対して全部正面から受け止め過ぎなんだ、、、」

「これから体力面はもちろんだが精神的な面も相当鍛えないと行けない」


「いまのお前ではマリア様の暴走を止める事ができない」

「それを鍛える為にしばらくアリスの住処で修行をすべきなんだ、、、」


「でもアンディは隠れ家に行くんでしょ、、、」


「あはは!ジェシカ!もうここまで来ればあとは俺1人で大丈夫だからお前さん達はアリスの住処に行けといい!」


「おいアルフレッド。」


「ああ、大丈夫さ。それより今はまだアンディはジェシカの近くにいるべきだ」

「お前が居なくなって精神崩壊起こしたら元もこうもないだろーよ」


、、、、、、。


「そう言うことだ!ほら。もう夜だ」

「夜明けには出発したいから寝る順番を決めるぞ」


「ジェシカとアリスの2人は寝てていいぞ」

「俺がが見ておくからな。」


「お言葉に甘えようかしら、、ふふ」とアンディの耳元で囁き明らかに誘っている


「早く寝ろ」


「ふふ、、、寂しい男、、、、ほらジェシカ。私たちはゆっくり眠りましょう」


「う、うん、、、、」


その日はアリスと寄り添い2人仲良く眠りについたのだった

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