独白

らんぐどしゃ

独白①

 これは日記ではないし、独白でも無いかもしれない。ただ、自分が思ったこと、感じたことを書いていくだけ。

 私は学生時代、就職活動で周りに遅れを取り、失敗した。ようやく派遣社員で受かった先では仕事量が自分のキャパシティーを遥かに超え、心を病み、潰れた。

 病んだ先に待っていたのは未来への恐怖と自己嫌悪のみ。毎日起きては自分を責め、現実逃避をする日々。

 今は少し良くなったが、相も変わらず仕事に就こうと挑戦しては失敗している。

 どうしてこうなってしまったのだろう、どこで道を間違えたのか。考えてもその答えは一生出ない。

 失職して何年経ったか正確には分からないが、3、4年は経ったのであろう。ふと、昔自分が何を目指していたかを思い出した。

 私は「作家」になりたかった。

 本が大好きで、夢中になっていた。そして、自分でも書いていた。

 ただ、昔はまだ子供だったから、まともな小説なんて書けた試しはない。

 だから、大人になった今こそ、やってみるべきなのではないだろうか。

 今は色々な出版社に加え、サイトも増えてきた。

 昔より、自分の作品を世に出す方法が増えている今、自分らしさを取り戻して生きていくために挑戦してみようと思う。

 毎日ひとつ短編を書き上げる。たったそれだけの事だが筋トレと同じことだと思って少しずつ積み上げていこう。

 これは、作家を目指す平凡な人間の挑戦の記録である。

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