　四つのAIにそれなりに個性があることが分かってきました。Geminiはミスを犯しましたが、まったく的外れというわけでありませんでした。

　では少し詳しい分析評価を依頼してみます。

　GoogleAIに相談すると、一般的に小説を評価するポイントは①設定とアイデア、②キャラクターの魅力と動機、③ストーリー構成と伏線、④表現とテンポ、⑤読後感（納得感）の5つの軸が基本とされ、加えて⑥タイトル、⑦冒頭部分、⑧情報取捨選択、⑨独自性、⑩読みやすさとなっています。　それぞれの解説は以下の通りです。

① 設定とアイデア（仕掛け）: 物語の根本となるアイデアの面白さや独自性が評価されます。ミステリーなら「トリック」にあたる部分も含まれます。

② キャラクターの魅力と動機: 登場人物に個性が感じられるか、その行動の理由に説得力があるかが重視されます。感情描写がリアルかどうかも評価されます。

③ ストーリー構成と伏線: ストーリーが巧みに構成されているか、読者を飽きさせないように伏線が張られ、回収されているかが評価されます。

④ 表現とテンポ: 文体の心地よさや、文章のリズム、テンポの良さが評価されます。一文が短く、具体的な描写が多い文章は読みやすいとされます。

⑤ 読後感（納得感）: 読んだ後に何が心に残ったか、感動や余韻、納得感などが評価の重要な要素です。

評価を左右するその他のポイント

⑥ タイトル: タイトルは第一印象に大きく影響するため、読者が興味を持つかどうかを左右します。

⑦ 冒頭部分: 物語の冒頭で読者を引きつける表現ができているかが重要です。

⑧ 情報取捨選択: ストーリーを進める上で、情報の取捨選択が適切に行われているかも評価の対象となります。

⑨ 独自性: 他の作品と差別化できる独自の魅力があるかどうかも評価のポイントです。

⑩ 読みやすさ: 表現が上手いことと、読みやすい

　個人的には異論があるのですが、今回はこれでの評価をやってみましょう。点数化も試みます。①から⑤が各項目20点満点、⑥から⑩が各項目10点満点。満点の基準は一流のプロ級、半分でコンテスト入選レベルアマチュアにします。

ということで、AIに与える指示は次の通りです。

「この小説を、①設定とアイデア、②キャラクターの魅力と動機、③ストーリー構成と伏線、④表現とテンポ、⑤読後感（納得感）の5つの軸に加えて⑥タイトル、⑦冒頭部分、⑧情報取捨選択、⑨独自性、⑩読みやすさ、という10の観点で点数評価してください。①から⑤が各項目20点満点、⑥から⑩が各項目10点満点。点数の基準は、満点が一流のプロ級、半分でコンテスト入選レベルアマチュアとします。各観点について200文字程度で解説してください」