第3話 必撮仕事人

「ターゲット確認、窓際だ」


『状況は?』


「リラックスしている。隙だらけだ」


『いい感じね。準備はできてる?』


「ああ。この時のために、取っておきのやつを用意した」


『さすが貴方ね、心配ご無用かしら?』


「ふっ……何回この仕事をしてきたと思ってるんだ」


『キザなセリフも似合うわね』


「お前の方こそ準備はできているのか?」


「ええ、バッチリ。外さないでよ?」


『任せろ。今だ、撃つぞ』


「はい、チーズ」


『……あ、目つぶってる。もっかい撮り直してもいい?』


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る