Pentamorph: Arcane Convergence《ペンタモーフ:アーケイン・コンバージェンス》

坂条 伸

ペンタモーフ:ウォー・オブ・レムナンツ

Pentamorph: ペンタモーフ: Warウォー of オブ Remnantsレムナンツ


 Penta(五)+ Morph(変化)を意味する本作は、文明が衰退した近未来を舞台にしたRPG、FPS、経営SLG、育成SLG、TCGの5つのゲームスタイルを選択できる完全没入型VRMMOアクションゲームである——

 


 ◇◆◇◆



 人類は文明の限界に達しつつあった。


 21世紀の急速な技術革新はやがて停滞し、エネルギー資源の枯渇、環境破壊、経済格差の拡大など、多くの問題が解決されないまま積み重なっていた。

 人々は新たな革新を求めていたが、技術は限界を迎え、もはやかつてのような飛躍的進歩は望めなくなっていた。


 そんな中、西暦20XX年――突如として大地震が起き、同時に世界各地にあるメガシティの中心地に天をつくような大樹「世界樹ユグドラシル」が出現した。


 その枝葉は空を覆い、その根は大地を貫き、地球の生態系すら塗り替えていく。

 科学者たちは、この世界樹が未知のエネルギー体「魔素マナ」を放出していることを突き止めた。

 しかし、魔素は従来の物理法則を覆し、地球の環境や生命に劇的な変化をもたらしていった。



 ◇◆



『変異と進化』


 世界に満ちた魔素は、鉱物を変異させ、動植物の姿を変え、一部の人類に特異な能力——すなわち魔法を覚醒させた。

 しかし、この進化は人類だけに恩恵を与えたわけではなかった。


 世界樹の影響を受け、魔素を取り込んだ生物は、その力により異形の存在へと進化し、やがて【魔物】と呼ばれる強大な脅威となった。

 なかでも、空を支配するドラゴンなどの未知なる魔物たちは、人類の文明に大きな変革をもたらした。



 ◇



迷宮メイズの誕生』


 世界各地にて、魔素の影響を受けた樹木群が固有の魔法によって歪められた特殊な異空間を形成し、そこに独自の生態系を持つ「異界型迷宮ラビリンス 」が誕生した。

 これらの迷宮は現実世界とは異なる法則で動き、内部の時間が歪んでいるもの、出口が定まらないもの、倒した魔物が短時間で復活するものなど、多様な特性を持っていた。


 一方で、魔素が大地や鉱物に蓄積し、長い年月をかけて魔力の核を形成することで、また別のタイプの迷宮である「階層型迷宮ダンジョン」が生まれた。

 これらの迷宮は、魔素そのものが自律的に成長し、生物のように拡張を続ける存在であり、まるで生きた魔物のように人々を取り込んでいった。

 この種の迷宮は特に危険であり、内部の構造が常に変化し、外界との接続すら自在に制御されるため、一度迷い込めば脱出は困難となる。


 迷宮内には魔素が凝縮された鉱石や希少な魔法素材が眠っており、それを求める者たちは命を賭けるようになった。

 やがて、これらの迷宮を攻略することで富と名声を得る者たち——「探索者」と呼ばれる存在が生まれ、各地にギルドが作られるようになった。



 ◇



『文明の変革』



 電子機器の崩壊——


 世界に満ちた魔素は、電子機器の正常な動作を阻害した。

 通信網は崩壊し、コンピューターや高度な機械文明は急速に衰退していった。



 火薬の衰退と武器の原始回帰——


 同様に、魔素の影響によって火薬の燃焼が不安定化し、従来の銃火器は使用不可能となる。

 その結果、剣や弓矢といった原始的な武器が再び主流となり、魔物の脅威に立ち向かう者たち——【傭兵】たちが生まれていく。


 傭兵とは、迷宮を攻略する「探索者」と、世界を旅しながら様々な任務を請け負う「冒険者」の総称でもある。

 彼らは己の力と技術を駆使し、変貌を遂げた世界に適応した戦闘スタイルを築き上げていった。


 傭兵たちは魔法の素質を持つ者が多く、戦闘中に魔法を活用したり、剣や武器に魔力を纏わせて強化する能力を持つ者なども現れる。

 しかし、ほとんどの人類は魔法への適性を持たないか、たとえ持っていても戦闘に用いるほどの力を発揮できなかった。

 これにより、傭兵とそれ以外の者たちとの間には決定的な戦力差が生まれていく。



 魔導銃の発明——


 やがて、人類は火薬に代わる新たな技術を生み出した。

 空気中の魔素を集めて圧縮・制御し、その力を利用して弾丸を射出する新技術「魔導銃」が開発されたのだ。


 魔導銃は、魔法の素質を持たない【兵士】たちのための武器である。

 彼らは個人の魔力に依存することなく、周囲に満ちる魔素を武器として利用して戦闘を行う。

 しかし、兵士たちは魔素を直接制御することができないため、戦闘中には魔導銃のエネルギー供給を管理しなければならなかった。


 さらに、兵士たちは本質的に「魔法の才能を持たない者たち」であり、成長速度が遅く、レベルの上限も低い。

 彼らは肉体的な訓練と装備に頼り、魔法の素養を活かせる傭兵とは異なる戦い方を求めることとなった。



 空の支配者と流通の変化——


 かつて空を駆けた航空機は、電子機器の機能停止に加え、ドラゴンなど空を支配する魔物たちの脅威によって姿を消した。

 これにより、物資の輸送手段は海運や陸路へと移行し、流通のあり方は根本から変化していく。


 【商人】たちは新たな物流網を築き、交易の支配を巡って激しく競い合うようになる。

 やがて陸上輸送のためにキャラバン隊が復活し、傭兵たちがその護衛を担っていった。



 超越者の誕生——


 一方、一部の者たちは、世界に満ちた魔素を単なるエネルギーとしてではなく、「大地に満ちた力」として扱う術を見出した。

 彼らは古代の呪術や秘術を研究し、魔物を封じ、その力を使役することで、独自の戦術を編み出していく。


 この技術は、特に東洋圏に伝わる「巫術」を起源としており、魔物との契約や封印術を駆使し、札や符を用いて魔素を制御する技法が確立されていった。


 彼らは【魔導士】と呼ばれ、魔力に比して膨大である魔素を操ることで、迷宮で得られる「異界石」を用い作られた異世界から英雄や魔獣を召喚する「召喚札」や、魔物や大魔法ソーサリーを封じた「封印札」を行使して、超越的な力を振るった。

 魔導士たちは、この特殊な術式を「導札術」と名付け、それを駆使して数々の戦闘を繰り広げた。



 ◇◆



 プレイヤーは5つの異なるプレイスタイルから1つを選択し、ゲームを進めます。

 それぞれ独自のシステムと成長要素を持ち、戦闘や冒険の進め方が大きく異なります。



Pentamorph: ペンタモーフ: Mercenary’sマーセナリーズ Oathオース


 RPGスタイルの戦闘を主体とし、【傭兵】としての誓いと成長、仲間との絆を描く。探索や任務を通じて装備を強化し、様々な魔法やスキルを習得しながら戦場を駆け抜ける。



Pentamorph: ペンタモーフ: Soldier’sソルジャーズ Dominionドミニオン


 FPSスタイルの戦闘をメインにしたモード。プレイヤーは【兵士】として最前線で戦い、リアルタイムの戦闘スキルやチーム戦術を駆使して勝利を目指す。



Pentamorph: ペンタモーフ: Tycoon’s タイクーンズ Gambitギャンビット


 経営シミュレーションスタイルのモード。【商人】として戦争の裏で勢力を拡大し、物資供給や取引を通じて経済的な優位を確立する。交渉や市場操作によって戦況に影響を与えることが可能。



Pentamorph: ペンタモーフ: Beastborn ビーストボーン Evolutionエボリューション


 【魔物】の育成と進化を主軸としたシミュレーションモード。プレイヤーは魔物を育成し、強力な個体へと進化させながら、他の勢力と争いを繰り広げる。



Pentamorph: ペンタモーフ: Arcane アーケイン Convergenceコンバージェンス


 カードゲーム(TCG)スタイルのバトルモードでは、プレイヤーは【魔導士】として召喚札や封印札を駆使し、召喚や大魔法を行使して戦略を練り、勝利を掴み取る。



 ◇◆



 かつての科学と技術が崩壊し、新たな力と秩序が生まれた世界。

 人類はかつての文明の遺産を頼りに、魔素と共存する新たな生存戦争を始めていった。


 プレイヤーは、この変革の時代を生き抜き、己の道を切り拓いていくこととなる。

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