第3話
「これからは野球でも孝のことをサポートしていくよ。もちろん皆さんのこともだよ」
「こんな美女にサポートしてもらえるとか東大の野球部入ってよかったわ」
「こんな美人のマネージャーなんて他の大学じゃいないだろ」
「あ、でも私アイドルだから、私の応援もよろしくね」
そう言ってウィンクをした。相変わらずアピールは忘れないな。お金大好きで現金なところがあるからな。みんなは応援するぞーと言っていて、アイドルグループを聞き出している。よかったな熱烈なオタクが増えそうで。
そんなこんなで練習が終わり、俺はストレッチをしていた。なぜかゆいポンが手伝ってくれている。皆の反感を買いそうで、怖いんだが。
「相変わらず柔らかいね」
「アンダースローは柔らかくなきゃ投げれないし、故障もしやすいからな。まぁこれは努力で手に入れたものだから、天性のものを持っているやつには敵わん」
「努力で手に入れたって、すごい素敵なことじゃない?」
「才能がないから、手数を増やしとかなきゃいけないからな」
それから柔軟を終えて、帰る準備をしていた。相変わらずゆいぽんはチームメイトに囲まれていたが。俺は素早く準備を終えると、ゆいぽんも喋りながら終えたのか、俺のほうにきた。他のチームメイトに断りをいれて、羨ましそうに見られているが。
「それじゃ帰ろっか」
そうだな、親が仕組んだのか、住んでいるアパートも隣同士なんだよな。他の男に羨ましがられて、面倒ごとに巻き込まれそうだから、避けたかったんだが。家賃を払ってもらってるから、文句は言えない。
俺達は東大のすぐ近くのアパートに住んでいる。都心の中心地だから、多分相当高いんだよなぁーと思っている。正直俺的には松戸でもよかったんだがな。ラーメン美味しいし。まぁゆいぽんからしたら、料理しないから、東京の方が美味しい店がいっぱいあるから、この辺の方がいいんだろうが。
そんなことを考えていると、アパートが近いこともありあっという間にアパートに着いた。ゆいぽんは地下アイドルだから、変装はメガネくらいしかしてないが、東大に入ったことで有名になるだろうから、これからは変装をちゃんとしてもらうか。俺と一緒に帰っていたら、週刊誌にあることないこと書かれかねない。付き合っているなんて書かれたら、アイドル生命が終わる。
俺達は互いの部屋の前につくと、俺は一言言わなきゃいけないことがあったので言うことにした。
「家散らかすなよ」
ゆいぽんは賢くて、記憶力もよく、可愛いが、掃除ができないタイプなのだ。ゆいぽんの実家に行ったときに部屋は汚なく、大体リビングにいた。そしてゆいぽんの両親から、部屋の掃除は頼んだよと言われているから、できるだけ汚くしてほしくないのだ。
「んーそれは無理だね」
「いやまじで部屋を汚くしないでくれ。掃除するなんて、めんどくさいんだよ」
なんか生えているとかあったりするかもしれないし。汚部屋は色々見てはいけないものも本人は気にしなくなり、見てしまうケースもあるからな。
「私の部屋汚くなったら、掃除お願いねー。それじゃあね」
そう言って、部屋に入っていた。
「さすがに一ヶ月は持つよな」
そんなことを思っていたが、一ヶ月持たなかったことをこのときの俺は知る由もなかった。
それから自分で料理をして、食べていた。俺は自炊系できる男子なのだ。野球をやっていると、結構な量食べなきゃいけないし。外食したら、お金がバカにならないし。それに好きなものをいくらでも食べれるっていうのもある。
「カレーはやっぱり辛口だよな。この痺れる辛さが堪らん」
ゆいぽんは今ごろ外食をしに行っている頃だろう。料理はできるだけしないからな。俺もゆいぽんとは長くいるが、手料理を食べたことなんて数えるほどしかない。それもほとんどがワンダーの運営元のイベントで食べたことがあるくらいだ。幼馴染みでいつでも会えるが、そいうイベントは行っている。アイドルとしてのゆいぽんもいいからな。まぁ性格はそんなに変わらんが。キラキラ具合的にな。
やがて食べ終わり、俺は食器を洗っていた。
そして、洗い終わり、食器を片付け終えて、どの授業を取ろうか迷っていた。東大だから生とは皆レベルが高いから、楽単と言っても簡単ではないんだろうが、その東大生の中でも単位を取るのが難しいという授業は避けるべきだろう。
「まぁ興味を持った学問の授業を取るのが一番だが。せっかく最高学府と呼ばれている東大に通うんだしな」
俺はレジュメの中から興味のある授業をピックアップしていった。後は単位が取りにくくないかをチェックするために先輩方に聞いてみるか。
俺は一時間ほどかけてやり、興味のある授業をまとめることができたので、その後ベランダにでて、マッカンを飲み始めた。
「なにやった後のこの甘さが脳に染み渡るのは最高だぜ」
やっぱり甘いのが一番だな。その中でもマッカンは格別の甘さと美味しさだ。これ以上の飲み物は存在しないんじゃないだろうか。そんなことを考えながら、マッカンを飲んでいた。
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