第4話
試合当日の朝。
俺は、緊張でいつもより早く目が覚めてしまった。
「楽しみで全然寝れなかったな…」
コーチが後半に少し出してくれると言っていた。
試合が出れると分かると楽しみで全然寝られなかった。
緊張を落ち着かせる為に、リュックに荷物を入れて準備しながら気を紛らわせていると、突然インターホンが鳴った。
こんな時間に誰だろう?
玄関を開けてみると、そこには陽菜が立っていた。 少し眠たそうに目を擦っている。
「おはよ、陽斗」
「陽菜?どうしたの、こんな朝早くに」
すると陽菜が、両手を腰に当てながら言った。
「今日公式戦でしょ。ベンチ入りしたって聞いたから私、応援しに来たの」
「え?」
「だって陽斗、昨日めっちゃ緊張してたじゃん
声かけなきゃ、ずっとぼーっとしてたし」
図星だった。ようやく公式戦に出られるかもしれないという事で、凄い緊張していた。
陽菜がにこっと笑い、俺の背中をそっと押してきた。
「大丈夫だよ。陽斗、いつも練習凄く頑張ってたの知ってるもん。暗くなるまで庭で一人でボール蹴ってたじゃん」
「見てたの?」
「見えるよ。家隣なんだから」
陽菜は少し照れながらも、まっすぐ俺と目を合わせて言ってきた。
「だからさ。自信もって!絶対活躍できるよ」
俺は、陽菜のその言葉が凄く嬉しかった。
「…ありがとう」
すると陽菜が、何かを急に思い出したように手を挙げて言った。
「試合、絶対見に行くから!活躍期待してるからね!」
「お、おう」
「じゃあ、私は家に帰るからまたね」
そう言いながら走り去ってしまった。
陽菜に応援されて緊張よりも「やってやる」という気持ちが強くなってきた。
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集合場所に到着すると、既に皆集まっていた。
6年生は表情が引き締まっていて、5年生は落ち着いていて、4年生はそわそわしていた。
「おはようございます!」
俺は、大きな声で挨拶をした。
コーチが俺に気づき、こちらに軽く手をあげて言ってきた。
「おう、陽斗。今日頼むぞ」
「はい!」
会場に入り、荷物を置いていると隣に居た友達の楓が肘で突いてきた。
「陽斗、マジでベンチ入りすげーよな!俺も負けらないーってずっと家で叫んでたもん」
「それ近所迷惑じゃあない?」
楓は、神妙な顔をしながら言った。
「うるさいって怒られた」
「怒られてんじゃん!」
そんなくだらない会話で、緊張が少しほぐれた。
その為に楓は話しかけてくれたのかもしれない
全員でコート横のスペースに移動し、ウォーミングアップが始めた。
ランニング、ストレッチ、ラダーといつものメニューをこなしていると後ろから声をかけられた。
「陽斗、肩に力入れすぎるなよ」
声がした方に振り返ると葵先輩がいた。
「大丈夫だ。お前が普段通りやれば通じるはずだ。力みすぎると足が動かなくなるからな」
「はい!」
葵先輩は軽く笑うと、6年生たちの方へ走っていった。
緊張している俺に声を掛けてくれたんだろうな。
ミーティングの為に、円になって座るとコーチが喋り出した。
「相手は、6年中心の強豪だ。ただ、うちだって負けてるつもりはない。最初は、守備から入るが
奪ったら素早く前へ繋ぐ。縦の速さで勝負するぞ」
スタメンの人達がコーチの言葉に真剣に頷く。
コーチがさらに続けた。
「それから後半戦、陽斗お前を入れる予定だ」
自分の名前が呼ばれてドキッとしてしまう。
「後半は疲労で相手の足が止まる。スピードが武器になる。ドリブル突破を怖がらずに狙え」
「はい!」
コーチに言われた言葉に大きな声で返事をした。
ミーティング後に給水を取りに行く途中、スタンドに視線をやると陽菜がこちらに手を振っていた。
目が合うと手をグッと拳を作り口パクで
「頑張れ」と言われた。
キックオフの直前に、円陣が組まれスタメンの人達の掛け声が響く。
「よし、いくぞ!」
「「「「おおー!」」」」
ベンチに座った俺は、フィールドを見つめながら
後半の為に気持ちを落ち着かせる。
そして、ついに審判のホイッスルがなった。
ピィィィッー!!
試合が始まった。
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基礎能力
スピード: F (12)
スタミナ: F (11)
テクニック: F (13)
キック力: F (10)
判断力: G (8)
メンタル:F (10)
ポイント:30
スキル: [ボール愛Lv2] [怪我しにくさ〇]
[回復Lv○] [ドリブル△]
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載せる場面がなかったのでここに載せときます。
それとご質問があります。サッカー以外の日常のシーンってやめた方がいいですか?
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