妖怪日記

@Shirokuma76

妖怪日記

誰にも知られていないはずの研究所に突如郵便物が届いた。もちろん配達員もここを知らないはずなのにだ。なのに何故

この小包は厳重に封をされていて差出人は黒く塗りつぶされている。


「伽藍堂研究所様株式会社◼️◼️◼️◼️◼️◼️」


とだけ書かれている。株式会社◼️◼️◼️◼️◼️◼️?黒く塗りつぶされているせいで分からない…1度研究員たちとこれをどうするか議論するとしよう。


---研究所の一室---

「なんなのこれ?」

「私に聞かれても困ります。」

「いや、そうは言ったって…」

私が持ってきた小包をみてため息をついて問いをなげかける彼女は伽藍堂絵里がらんどうえりこの研究所の所員だ。何かと頼れるのだがゲーム以外となると基本ポンコツすぎるのでゲーム研究にしかこいつは出てこない。


「んで、このゲームをどうするんだ?解体するのか?解明するのか?」

鋭いな。やはり。

この小包の中身はゲーム機だった。と、いうよりカセットらしきものだった。これはなんというか素晴らしく今わかったのだがゲームが遊べる機器には全て差し込めるという点だ。


「…解明するならアルバイトを募ってやらせてみるか?」

「目隠しをさせてここに連れてこさせてやらせてみるか。それはいい案だな。」

「?ここめくれるぜ?」

そういい彼女はカセットの表面を捲った。

そこに書いてあったのは「妖怪日記」の四文字。ゲームの名前だろうか?

とはいえ名前が分かったので研究対象として解明をしてみるとしよう。

…アルバイトめんどくさいんだよな募らせるの

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