大前提、貯金は大事

そもそも投資は人生に必須のことではない。それよりもいかに金を使わないかのほうが大事であることのほうが多い。

文化的最低限度の生活を送ること。これが全ての人が目指さなければならないことだ。自分の健康を維持するために健康診断を受けたり、脳ドッグをしたり、そういう検査を踏まえて健康維持をしたり、予防をする。病気の兆候が見えたら病院に行き治療を受ける。けっして意味の分からない民間療法を受けることではない。

必要な栄養をとる、水をとる。

それ以外のこだわり、見栄、不安からくる出費は役には立たないことが多い。

例えば服はこだわればこだわるほど金がかかる。家のインテリアもそうだ。漫画もこだわればこだわるほど金がかかる。必要最低限以上の食事もそうだ。しかし人生は有限だし、時間は同様に戻ってこない。金を使うと言うことはそれだけ時間を消費するということだ。これを忘れると金は残らない。

なにか事業をしたくて設備投資をするなら限度はあるかもしれないが、消費は制限を設けなければ無制限になる。なあなあにしてると何時まで経ってもまとまった金が残らない。常になにかに追いかけられるようなカツカツな状態になる。

必要な出費は上記のように自分の生活を支える最低限の支出だ。これ以外のものは基本的にあなたがお金を出さなくてもいい。そんな義務はない。

インターネットがあったほうがいいかもしれないが、別に本は買わなくてもいい。図書館に行ったほうがいい。古書もいい。無料で公開されている専門書のようなものもある。金を払ってもそれをちゃんと使いこなすには時間がかかる。

ギャンブルと名のつくものはほとんどの人には関係がない。

美容といっても皮膚科の外来で受けるもの以外はなくても生活に困らない。歯のホワイトニングすらなくてもいい。しかし歯の定期検診のようなものは忘れてはだめだ。

よりよいものを、人にバカにされないように。こういう欲望を満足させ、競わせるためにいろんなサービスや物がある。結局そういうものにお金を使ったところであなたの人生がよくなるわけではない。

別に知らなくてもいいことはあるし、知るためにお金をかけなくてもいいこともある。自分の人生を支えるもののためにお金を使うこと。これを大前提とする。

これについて自分の考えを整理してから投資について考える。

資産が増えたところで自分が偉くなるわけではない。最低限の金があれば生きていくことはできる。収入が無ければ国の制度がある。

簡単に楽に儲けられるとかそういうのはまずない。効率化はできるだろうが常にコストとリスクがつきまとう。一見楽なように見えるが期間限定だったり、実際は代償があったり見えてくることはある。

着実に人生をやっていく。これ以上の戦略はない。




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