ラブレターへの応援コメント
お久しぶりです。
候補作として選ばれたこと、私の作品の中では一番出来が良かったと言ってくださったこと、本当に嬉しかったです。最高のクリスマスプレゼントでした。
この作品は、書き始めた時は世に出すつもりがありませんでした。あまりにも身勝手で、自己陶酔の極みであると思っていたからです。でも、書き終わった時、自分の手を離れた感覚がありました。一つの作品がそこにあるだけだと思えました。なので世に出しました。こうして評価していただけると、私は間違っていなかったと思えます。
本当にありがとうございました。
近況ノートの方で少しこの作品について語らせていただきました。よかったら読んでください。
以下は感想について、気になったところを少しお返事しております。
だが「木暮先輩を殺した」発言以降、メタ構造へ急転。
→最初、このセリフはありませんでしたが、五万字と長い作品になるので、読者の興味のフックになるようにここで言ってしまおうと付け足しました。工夫に気づいていただいて嬉しかったです。
殺人シーンが残酷すぎたかもしれない。読者層をどこにもっていくのか。
→確かに読者層を何処に置くのかは考えられていませんでした。ただ、N大学文藝サークルでの荒木と後輩の会話に僕が、過剰なまでの暴力的で、性的な描写は、ただ男の子の気を引きたいだけだった? と考察する場面があります。なので、一定の残酷さは必要だと思います。
十二話の鉄道ヲタパートは冗長に感じる。
→鉄道名がぶわっと並べられる演出は、取材記らしいなと気に入っていますが、テンポが悪いなとも思います。鉄ヲタパートは実際に鉄道研究部に取材したこともあって、勝手に思い出深くなってしまっていました。適切に削る判断ができるように成長していきます。
本の裏表紙を見たら帯に『次はお前が殺す番だよ』みたいなことが書かれてあるとゾワッとするかなと、余計なことを考えてみた。
→これがホラー小説ならそうしたかもしれません。でもこれはミステリー小説で、ラブレターなので、そうはしませんでした。
よく、編集やライターを主人公にしないほうが良いといわれる。
→この小説は『ある行旅死亡人の物語』というノンフィクション小説にとても影響を受けて書いています。新聞記者が人に助けられたり、人に阻まれたりしながら、泥臭い取材で死者の真相に迫る話です。記事にする、という動機は、好奇心と仕事の塩梅がちょうどいいのではないかと思い、及川景が生まれました。彼女に足りない正義という軸を黒沢春樹で補いました。バディものが好きですし。
漫画家になりたかったけれど、諦めて、でも何か表現がしたくて広告代理店に勤めていた。でも結局諦められなくて広告代理店を辞めた。というYouTuberの話を聞いて、夢への向き合い方ってゼロか100かじゃないよなと思いました。なので、及川景の夢は作家になることだけれど、ようやく折り合いをつけて、文章を書く仕事、傘咲出版にいる、としました。
ただ引っかかるのは、今どきタバコの煙はどうだろうか。
→これは完全に私の趣味が前に出過ぎました。時代は今より数年後になるので(コロナ渦のことが、バブル期みたいなノリでコロナ期と呼ばれていたりする)、さらにタバコは冷遇されていると思います。ひょっとするとないかもしれませんね。恥ずかしいです。
作者からの返信
読んでいただきましてありがとうございました。
いろいろ考えて作らえていることがわかり、それが作品にいかされていたところは非常に良かったと思います。
あれこれ書いたことは、本作を書籍化するならどうなのか、考えたことです。少し昔に時代設定すると、このまま活かせるかもしれないなど、いろいろと考えました。
荒木明様の作品を今まで読んできた中では、非常に良かったと思いました。
こちらこそ、ありがとうございました。
夏の幻影への応援コメント
細やかな感想、ありがとうございます!
本作は、自分のカクヨム甲子園に対する思いをつづったものになります。
受賞した方々は注目を浴びるし、実際その資格もある。
しかし、それと共に落選の悲鳴をあげ、応募したことすらも後悔する人もいる。
非常に軽い気持ちで応募したはずが、いつの間にかカクヨム甲子園の虜になっていて、自分の青春を賭けている。
本作はそんな一人の少年の姿を描きました。
栄光を勝ち取られた皆さん及びその作品は素晴らしく、賞賛に値する事は分かっています。
それでも、本当は自分が栄光をつかみ取りたかったという野心は残ります。
たとえ、自分がどれだけ努力を怠っていたとしても。
そんな「敗北の惜しさ」をテーマとしたつもりです。
そして、そんな「苦しみを乗り越える」ということもまた、本作のテーマです。
このテーマ、願望に近いものがあるかもしれません。
物語の中だけでもハッピーエンドを、の思想がないとは言い切れません。
それだけ、カクヨム甲子園に熱心に取り組む人が、人たちがいる。
それを読者の方々にも知ってもらいたく、筆を執りました。
その気持ちが少しでも伝わり、snowdrop様の心を動かしたのなら、本作を執筆した意義があったというものです。
改めてにはなりますが特別賞という身に余る名誉、ありがとうございました!
作者からの返信
読んでいただき、ありがとうございます。
作品から、雪解わかば様のカクヨム甲子園に対する並々ならぬ想いを確かに受け取りました。
拝読しながら、感想を書いている自分自身の姿が作中と重なり、私までもがいつの間にかカクヨム甲子園の虜になっていたのだと気づかされました。
勉強や部活といった限られた時間の中で情熱を傾け、毎年多くの高校生が挑むこの場所で、称賛を浴びるのはほんの一握りです。しかし、受賞に届かなかった作品の中にも素晴らしい輝きがあったことを、私も読者として知っています。
発表後のSNS等で見受けられる想いは、氷山の一角に過ぎないのでしょう。その陰にある何倍もの悔しさや葛藤を想像すると、自分もまたその「罪作りな熱狂」の一端を担っている事実に、申し訳なさと、どこか突き抜けた感情が込み上げてきました。
頂点を目指す以上、届かない人の方が圧倒的に多い。それでも挑み続ける高校生たちに、エールを送ることしかできない自分を情けなく思うこともあります。せめて、全力で駆け抜ける皆さんの姿を胸に刻み、忘れないでいよう。そんな思いがあったからこそ、本作をどうしても無視することはできませんでした。
この作品は、雪解わかば様ご自身の物語であると同時に、カクヨム甲子園という舞台に懸けた、すべての高校生たちの「声」そのものだと感じています。
栄光の影にある、数えきれないほどの悔しさや祈り。それらを背負って書き切ったあなたに、参加したすべての皆さんの代表として、私から気持ちばかりの特別賞を贈らせてください。
素晴らしい物語を、本当にありがとうございました。
キャッチライトへの応援コメント
優秀賞に選んでいただきありがとうございます。
「キャッチライト」はほとんど読まれていない作品だったので、今回の賞でとても救われました。ここまで細かい感想をもらったことも初めてなので、とても嬉しいです。上手く回想のシーンを整理できるよう頑張りたいと思います。
作者からの返信
読んでいただきましてありがとうございます。
長い総評にも書きましたが、募集要項の「今年四月以降に書かれた作品」に該当せず、カテゴリーエラーとなっていました。ただ、最終更新日が今年だったため、手直しされた作品だと思いました。とても出来が良かったので別の形、書籍化できる流れかどうか見られてはどうかと意見具申しました。その後選考対象となり、最終的に選ばせていただきました。これも巡り合わせ、運のようなものです。今後も頑張ってください。
こちらこそ、ありがとうございました。
選考を振り返ってへの応援コメント
本当にお疲れ様でした。書いているものや、それまでの人生での経験の方向性や、バックグラウンドや、読書経験の全く違う選者それぞれの意見をすり合わせるのは、おそらく、ものすごく、ものすごく大変だったんじゃないかなと勝手に思っております。
ただ、それでも、人を引きつける、人の心を動かすと言う点では、最後は、同じところに帰着していくのかもしれないなぁとも同時に思ってみたりもしました。
本当にお疲れ様でした。読ませていただきありがとうございました。m(_ _)m
作者からの返信
読んでいただきましてありがとうございました。
お気遣い、痛み入ります。
それぞれの見方で選んでいきますので、すごく大変というほどではなかったですが、できるならもっと選べる枠がほしいと思いました。とはいえ、受賞枠には限りがあるので、最終候補作品までを表に開示できたのは良かったのかそうでなかったのか、わかりかねます。
それでも、挑もうとする機会に参加できたことは良かったと感じます。受賞した人と逃した人、どちらの背中も少しだけ前に押せたと思います。これから先、いつかどこかで新人賞を掴んでほしいと願っています。
こちらこそ、ありがとうございました。
もう一歩とした作品への応援コメント
カクヨム甲子園の時から、いつも丁寧に読んでくださりありがとうございます。
心理描写と競技描写のバランスは私も課題としている部分でした。まだ上手く書けるのびしろがある、と希望が見えたのでこれからも引き続きがんばりたいと思います。
青春スポーツ小説のポテンシャルは非常に高い。
→これ以上ない褒め言葉をありがとうございます。
選考委員がsnowdropさんでよかったです。
作者からの返信
読んでいただきましてありがとうございます。
イキイキした作品でしたね。伸びしろはあると思います。心理描写はよく書かれていて、陸上競技者の気持ちがありありと伝わってきて、それはそれですばらしく、作者の経験が作品に生きている点は非常に高く評価できます。そこは本当にいいし作品のウリなのだけれども、部活練習や大会で行われている状況が見えづらく想像しにくいところを補っていたら、私も強く上位に押せる作品でした。
もう一つの作品も、状況がわかりにくいところがありましたので、その辺りが伸びしろであり課題になると思います。
今後もがんばってください。
受賞、おめでとうございます。
こちらこそ、ありがとうございました。
選考を振り返ってへの応援コメント
本当にお疲れさまでした。
選評読ませていただいたのですがとても参考になりました。
今回触れられていた良い点を自分の作品にも徐々に取り込んでいきたいと思います。
ありがとうございました。
作者からの返信
読んでいただきましてありがとうございます。
OROCHI@PLEC様の作品は、冒頭を変えると化けるような印象がありました。書き出し三行くらいに、死んだ人間が次のゲームのデータになることを、たとえば座っている隣にルールを拒否した前任者の成れの果てが転がっているところからはじめてみるなど、読み進めたくなるよう冒頭に工夫をすると良くなるのではと考えます。
何かしら参考になりましたら幸いです。
勉学共々励んでいってください。
こちらこそ、ありがとうございました。
白息の四月への応援コメント
常々、自分がどこまで書けるのか、どこまでやれるのか、本当に才能はあるのか、このまま筆を折ってしまおうか。大して書いてもいないのに、一丁前に物書きとして悩んでいて。
三年前も同じだった。あの時も貴方の言葉に微かに救われ、「まだ書けるんじゃないか」と自分を信じることができたのだと思い出しました。
ありがとうございます。またいつか、どこかで道を交えられる日が来ましたら、そのときを楽しみにしております。
作者からの返信
読んでいただきましてありがとうございます。
作品で評価をしましたので、後で作者を確認しました。かつて読んだ作品とくらべて、随分と修練されたのだと思いました。
どこかで緑山陽咲様の作品が読める日がくることを楽しみにしたいと思います。
おめでとうございます。
もう一歩とした作品への応援コメント
本当に信じられないくらい丁寧に丁寧に選考してくださったのが伝わってきて、感激しております。一人で書かれた選評の文字数として史上最多なのでは??
正直に打ち明けると、選考委員のうち、黒澤様が「ミステリーorホラー」、snowdrop様が「カクヨム甲子園の文学系統」を強みとされているのは把握した上で、(普段は謎解き全振りの本格派ばかり書いているのですが)今回は描写を重視した社会派を書かせていただきました。
こうして高く評価してくださったこと、大変光栄に存じます。「1969年の空気感をもう少し」ということで、反省点のひとつとしてありがたく受け取らせていただきます!
作者からの返信
読んでいただきましてありがとうございます。
全力で書かれている作品に対して、こちらも全力で答えるのが礼儀だと思うからです。天野様の把握は概ね正しく、他の新人賞に出される際の応募要項を読むときにも活かしてください。
時代の空気感が作品から醸し出されていたら良かったかなと、思います。視覚はもちろん、音や匂い、言葉遣い、不便さ、当時の当たり前を当然のことのように受け流したり、封建的な古い考えと新しい自由な文化といった価値観と倫理観の拮抗だったり。かといって下手に資料を調べすぎると物語を書くときの自由度が減るので、不便さと匂い、誰もが月を見上げていたといった具合に、限定して描いてみるのもいいかもしれません。
勉学共々励まれてください。
ありがとうございました。
長い総評への応援コメント
snowdrop様の最終候補にも残ってる!? とても嬉しいです。
お時間が限られているなかで本当に色々なことを深く検討しながら選考を進めていただいたとのこと、感謝の念に堪えません。
作者からの返信
読んでいただきましてありがとうございます。
私に限らず、一緒に選考委員を務められたお二人も、より深く検討をされて選考されたと思います。
個人的には、いつものようにしっかり感想を書こうかと考えたのですが、自主企画とはいえ、カクヨム公式の企画に参加しているので、受賞作とそうでない作品と区別する必要があったため、私が行った選考での感想という形を取らせてもらいました。
受賞、おめでとうございます。
もう一歩とした作品への応援コメント
今回執筆された作品が「もう一歩」のところまで残っていたと知り、嬉しさと同時に、作品に向き合う真剣さが強く伝わってきて感服しました。
『きみの神話を見ていた』では、SNS時代における「崇拝される存在=アイドル」が、人間性を奪われながらも「見てほしい」と願い、見られる/描かれることによってさらに人間性を失っていく痛みを描けたらと思い、書き始めました。
ただ、大学で学んだ小説の型や、「三人称を書けるようになったほうがいい」「キャラクターの行動原理や内面をきっちり決めるべきだ」という先生方の言葉を意識するあまり、「プロが言うのだから」と納得しきれないまま型に当てはめて完成させてしまった部分もありました。
自分の思っていることを型に当てはめすぎるのも、必ずしも良いわけではないのかもしれない、そんな迷いが作品にも表れていたのかな、と今は思っています。
それでも、最後まで書き切れたこと、そして何より、カクヨム甲子園でお世話になったsnowdropさまに読んでいただけたことがとても嬉しいです。
少し個人的な話になりますが、文芸作品を制作する授業のある大学へ進学しようと思ったきっかけのひとつも、カクヨム甲子園でした。
一方で、「書いているだけでは自己満足なのでは」とモヤモヤしていた時期もありました。そんな中で、真摯に向き合ってくれる読み手の存在が、書き続ける力になっていました。
細部まで読み込み、アドバイスや悩みにも向き合ってくださるsnowdropさまと出会い、見つけていただけたことには、感謝してもしきれません。本当にありがとうございます。
作者からの返信
読んでいただきましてありがとうございます。
作品に込めた想いや葛藤について知り、嬉しく思いました。
SNS時代を生きる人なら誰しもが直面する痛みと渇望が、形式や型に悩みながらも書き切る姿には確かな熱と誠実さがあり、作品の核となって静かで鋭く書かれていますた。
迷いや違和感を見つめることで、次の表現につながっていくと思います。
これからも自分の言葉を大切に、自由に書き続けてください。
陰ながら応援しています。
こちらこそ、ありがとうございました。