四章

第27話 味噌汁の具は?


 正月早々に起こった、ドームTOKYOに於ける『アクシデント』は日本ダンジョン協会の幹部連を震撼させた。

 品行方正、明るさで人気を博していたダンチューバー、クロエ。そんな彼女が、エキシビジョンの場であわや大惨事という問題を起こしたのだ。


 しかも、日本の英雄として協会が持ち上げていたハヤテを蔑ろにする、という前代未聞の大不祥事。

 業界はてんやわんやの大騒ぎとなった。


 必死な隠ぺい。ネット上での情報工作。

 正月早々、世間の話題はドームTOKYOのことで持ち切りだった。

 ――だが二週間も経つと。


「ふむ。どうやら協会は『演出上の事故』で押し切るつもりらしいな」


 薄暗い自室。蓮司はデュアルモニタの片方で、ネットニュースを斜め読みしていた。

 画面には、包帯姿で子供たちからの千羽鶴を受け取るハヤテの姿。


 協会の発表によると、当日の朝ハヤテは暴走車にあわや轢かれそうな子供を救い、怪我を負ったままイベントに望んだということになっていた。一連の事故は、その為に起こってしまった不運なアクシデント。


(ハヤテ氏か……。あのとき、怪我を負っていた感じは見受けられなかったがな)


 映像証拠がないのを最大限に生かし、大胆な隠ぺい工作に出たものだ。

 蓮司はメインモニタでの解析作業をしながら、軽く肩を竦めた。タイミングよく噴出した芸能人の不倫騒動や政治家のスキャンダルの記事も読みつつ、改めてダンジョン協会の権力の大きさに舌を巻く。


「政界への工作まで可能なほどの組織、ということか」


『正体不明のマスコット、赤犬』の話題も下火になってくれて助かったが、やはり権力は恐ろしい。すぐに真実を闇の中に隠してしまう。


 強引な論調で工作をした最初こそ、ネットでは協会のアンチも生まれた。

 しかしそこはハヤテの強運。映像証拠が現れないことで、目撃者のネット証言も時間が経つごとにマチマチになっていく。


『確かにあれは演出で、その上で想定外の事故だったのかもしれない』


 そう言い出す目撃者がチラホラ現れ始めたのだ。

 これは協会が雇ったネット工作員によるコントロールの要素もある。が、それ以上にこの時代、映像証拠すら残らなかった出来事を、いつまでも主観視点で一方的に信じ続けるのが難しいという証明でもあった。


『よく考えろ。クロエちゃんが、本気でそんなことするわけないじゃないか』

『だってハヤテは日本の英雄だぜ?』

『ハヤテさん、当日の朝に暴走車から子供を守って負傷していたんだろ。アクシデントが起こっても不思議ないさ』


 と誰かがネットで言い続ければ「そうかもしれない」と心が揺らいでくる。

 ハヤテがみじめに命乞いをしたように見えたが、果たしてそれは自分の見間違い聞き間違いでなかったか。クロエちゃんのあの魔法も、本当に彼女の意思によるものなのか。

 そういった疑心が内にもたげてくるのだった。


 だって、あんなことがあったのに世界は平和なのだ。

 今日も毎日が続いている。


 ハヤテが入院している姿をテレビはこぞって放映し、子供を事故から救った英雄と言っている。助けられたという子供もテレビに映って、ハヤテに感謝の言葉とお見舞いの千羽鶴を贈っている。


『IP.XXX.XX.XX.XXXXは全部火消し工作員だ、信じるな』


 なんて書き込みもあったが、そんなのは陰謀論だとネット上で誰かが非難する。

 結局、ハヤテへのアンチと見られる発言は『以前よりは少し増えた』程度に収束していったのだった。


(そんなことよりも、心配なのはクロエちゃんだ)


 あの日以来、ネットにも露出がない。

 体調を崩したとの発表はあったものの、協会になにか言われての自粛、または謹慎なのは明白だ。ここまで大きな力を持つダンジョン協会に、睨まれてないと良いのだが。


 そう考えつつ、難しい顔をする蓮司。


(睨まれてないわけ、ないか)


 彼女は大きな金が動くイベントを壊した。

 協会が盛り立てている『英雄』のイメージを揺るがせた。

 どう考えても立場が悪い。

 これで彼女が睨まれないのならば、世の中、聖人君子で満ちている。


(なにか、自分で力になれることはないだろうか……)


 蓮司はクロエのことを、影から応援すると決めている。

 だから、表立ってなにかをするわけにはいかない、と思っている。


 それに協会は今、ハヤテに近しい話題には敏感なはずだと彼は考えていたので、ブログを使い『R』としてクロエをアシストすることも躊躇われる。いや、それだけでなく。


「うむ……『R』は当面、休業だな」


 いま目立つと、クロエの迷惑になる。

 それだけじゃない。彼ら権力者に本格的に睨まれたなら、こちらの正体を探られてしまうことにも繋がるだろう。


 これまではハヤテの笑いの上でしか存在していなかった『R』。

 しかし先日の一件で、少なくとも協会は『R』の実在を認識してしまっただろう。別にそのことに恐れはないのだが、彼らを敵に回した場合は面倒事になる。


 彼らは搦め手を躊躇いなく使うはずだ。

 正体を知られた場合にまず心配しなくてはならないのは、自分の身ではない。妹である七海の安全だった。


 ――なので。


(協会に、自ら『R』だと名乗り出るのも……アリだろうか)


 悩む。

 もともと会社で、上司に『対話』を拒絶される形で孤立した蓮司だ。組織社会に対する不信がある。決心はできない。

 行動力と決断力に優れたように見える彼もまた、心に傷を負った青年でしかないのだ。三十歳は、そこを割り切るにはまだホンの少しだけ若かった。


 ポーン。

 PCからプログラムコマンドの終了音が鳴った。


「む?」


 と蓮司の目が輝く。ネットニュースを開いていた方とは別のモニタを見ると、そこには破損した画像データの復元プログレスバーが表示されていた。終了を差している。


「おお、今度はうまくサルベージできたか! 結局二週間も掛けてしまった」


 ドームTOKYOで撮影した黄金文字板。

 クロエの魔力干渉で壊れてしまった映像データを、ついに復旧させたのだ。


「よしよし、これでプロテクトを突破できる。『ダンジョン&マジック』の解析ウインドゥを出して……ここに、この文字を。次はこの文字を」


 問われた問題に答えていく。

 全ての空白を、黄金文字板に記されていた異世界文字で埋める。

 すると新しい圧縮データアーカイブと共に、モニタ画面の下に小さな文字列が現れた。


 それは、見慣れた日本語の構文だった。見慣れすぎていて、だけど意味不明すぎて、彼は自分の目を疑ったくらいだ。


「これが、……この圧縮データアーカイブのキーコード?」


 そこにはこう表示されていたのだ。


”鯖の味噌煮、白菜と人参の浅漬け、ポテトサラダ。では味噌汁の具は?”


 ――と。


 ◇◆◇◆


「……本当にありがとう、シンシアちゃん」

「いえ初子さん、結局私じゃ、クロエの謹慎を阻止できなかった」


 クロエの姿がない事務所。

 そこでは初子とシンシアが椅子に座って話をしていた。


「ううん、そんなことない。シンシアちゃんが橋渡ししてくれたから、この程度で済んだの。一歩違えばダンジョン協会から追放されてたかもしれない。自宅謹慎なら安いものよ」

「……私がクロエを制止できてたなら……いえ、あんな八百長に誘わなければ」

「それは私も同罪。ハヤテとエキシビジョンマッチをすれば、クロエちゃんの良い経歴はくになると思ったから承諾しちゃったんだもの。まさか、あんなことになるなんて思ってもいなかった」


 初子はうなだれて。


「クロエちゃんが、あそこまで抱え込んでいたなんて……。気づけなかったのはマネージャーとして失格だわ」

「そんなこと!」


 声を上げて、今度はシンシアがうなだれる。


「失格なのは私。クロエの友達だなんて言いながら、なにもできなかったんだから」


 二人はしばらく俯いていたものの、同時に顔を上げた。

 そして目が合うと、互いに少し困ったような表情をして苦笑する。


「こんなこと言ってても仕方ないね、シンシアちゃん」

「はい。同感」

「これから私、クロエちゃんの家に様子を見にいくんだけど、シンシアちゃんも来る?」

「……いいんです? それってプライベートな情報じゃ」

「ずっと貴女のことを見てた。シンシアちゃんは、本当にクロエちゃんが好きなんだなってわかるもの。それに、クロエちゃんも貴女のことを信じてる」


 だから問題ないわ、そう言ってクスリ。初子は笑った。

 じゃ、行きましょ。とシンシアを連れて、事務所を出る。


 二月を目前とした冬の風が、肌に冷たい。

 特にシンシアは、若者らしく冬なのに生足を出した服装だったので腿を擦り合って震えている。


「はい使い捨てカイロ。ちょっと待ってて、車を回してくるから」


 ほどなく車と共に戻ってくる初子。

 シンシアを車に迎え入れると、彼女はアクセルを踏んだ。


 車は新宿御苑周りの事務所から一度高田馬場方面へと向かい、そこから都電に沿いながら井之頭公園付近を経由して、近くの住宅地へ。吉祥寺のちょっと奥まった場所にあるマンションを目指す。


 車の中で、初子が口を開いた。


「クロエちゃんが戦うようになった切っ掛け、シンシアちゃんも聞いたでしょ?」

「……はい」

「あの子はね、ダンジョンから溢れた魔物たちが街を襲った暴走スタンピードの中で、血まみれになって一人戦っていたの。子供を守って、自分よりも大人な人よりも率先して」


 少し遠くを見るような目で。


「守らなきゃ、って言ってた。自分は戦えるんだから、戦えない人を守らないと、って。初めて武器を持った、まだ中学生だった女の子が、皆を守らないと、って。行方不明者も死傷者もたくさん出た、あの凄惨な光景の中で、クロエちゃんは私たちに言ったの。私にも戦わせてください、って」

「もしかして、クロエが言ってた救助隊の中に……?」

「そう、私もいたわ。最初は断ったんだけど、あの子はついてきた。危ういな、って思って注意しようとしたんだけど――」


 言い差した初子に、シンシアが食い気味に声を被せてきた。


「その必要はない、と思った。……そうでしょ? 初子さん」

「ええ」


 初子は目を伏せて頷いた。

 今でも頭に焼き付いて離れないその光景が、心に染みついて離れない。あのとき私は、と初子は思う。


「あのとき私は、まだ中学生でしかないはずのあの子を、頼もしい、と思ってしまったの。私の目の前で魔物を一突きにして屠った、あの子を。彼女の服に飛び散っていた血が、全て魔物の返り血だと、気づいたのはそのときだったわ」


 綺麗なフォーム。

 戦う才能というものがあるなら、それは彼女が体現している。初子はそう感じた。


 だけど、まだ荒い部分はある。

 体力にも、欠ける部分があった。

 それ以来、初子はクロエに様々な戦いの作法を教えるようになった。

 私的な相談に乗るようにもなった。

 彼女の父親に頼まれて、親元から離れて住む場所を探して面倒を見るようにもなった。


「なんだ。じゃあ初子さんて、クロエの身内みたいなものなのね」

「……そうでありたい、と思ってるわ。だからね、シンシアちゃん」


 初子はシンシアに笑い掛けた。


「これからも、クロエちゃんをよろしくね。あの子、貴女と居るときだけは、年相応の顔で笑ってくれるの。あの顔、私じゃあ引き出せなかった」

「……もしかして、ちょっとジェラってません? 初子さん」

「ふふ、すっごくジェラシー。でも――」


 このときの初子の笑顔は、とても透明なもので。

 シンシアの心に深く刺さった。


「すごく嬉しかったのも、本当」


 彼女の――初子の気持ちに応えなきゃ、そう心の底から思うくらいに。


「初子さんは、クロエを本当に大切にしてくれていたんですね」

「そうよ? 今さら?」

「……わかりました、まかせて。私が絶対にクロエを守るから」


 そうこうしていると、車がマンションの駐車場に着いた。

 二人が車から降りてマンションのエレベーターに乗ろうとした、そのとき。


「あ」


 と、ドアが開いた向こうで、見覚えある声で驚くサングラスにマスクという出で立ちの女の子がいた。


「あ」「あ」


 その女の子と顔を合わせた初子とシンシアもまた、間の抜けた声を上げる。

 女の子が扉の『閉』ボタンを、さっと押したので。


「ちょっ! 待ちなさいクロエちゃん! なんで部屋から出てるの、謹慎中なはずでしょう!?」

「あきれた。どうせまた『R』さんのことを調べに出るつもりだったんでしょ」

「えっ?」


 と思わずシンシアの方を振り向く初子。


「そうなの!? クロエちゃん!」


 初子の激しい剣幕に、クロエは縮み上がる。


「えっと、その……、あの」


 サングラス越しにもわかる顔で、一瞬泣きそうになりながら。


「……ごめんなさい」


 頭を下げたのであった。


 ◇◆◇◆


 夕食だと妹に呼ばれ、居間に降りてきていた蓮司は難しい顔をしたままだった。

 なんなんだ、あのメッセージは。


 鯖の味噌煮、白菜と人参の浅漬け、ポテトサラダ? 味噌汁の具はなにかって?

 なにかのクイズだろうか。意味がわからない。


 味噌汁の具。

 ワカメ、大根、白菜、キャベツ、豆腐、油揚げ、……納豆?

 エノキ、あさり、しじみ、エトセトラ、エトセトラ。


 思いつく物は片っ端からパスワードとして試してみたが、圧縮データアーカイブを解凍することはできなかった。

 いったい答えはなんなのだ。とんちを利かせたパスなのだろうか、それにしても、なにか法則のようなものがあってもいいはずだ。


「もー、兄貴ったら、なにそんな難しい顔ばかりして」

「うーむ」

「そんな不景気な顔して唸ってないで、食器出しでも手伝ってよ。ほら、立った立った」

「わわ。突然引っ張るな、七海は乱暴者か?」

「違うけど。敢えて言うなら、今はお手伝いさんが欲しいだけの人かな。はいこれ、持って」

「お、おお……!」


 言われるがままに動きだす辺り、蓮司は蓮司で素直なものだった。

 多少気が利かないところ、気づかないところがあるものの、基本的には善良であるのが彼である。二人は日常のなにげない会話を挟みながら、夕食の用意を終えた。


(まあ、息詰まったときは発想の転換が必要か……)


 そう思いながら、今は食事を楽しむことに決めた蓮司である。


「む? なんだこれは。この味噌汁、美味しいじゃないか」

「えへへ、トマトが具だよ。珍しいでしょう?」

「そうだな、味噌とトマトの酸味がこんなに合うとは思っていなかった。さっぱりしてる。どこでこんなレシピを?」


 季節ではないということもあって、トマトには意表を突かれた思いの蓮司だった。

 だがなるほど、トマトの旨味成分はグルタミン酸だったか。これは味噌と同じもの。相性が悪いはずもない。


「こないだ友達の家でご馳走になったんだー。美味しかったから、兄貴にも楽しんで貰おうと思ってさ」

「うん、美味しいな。ありがとうな、七海」

「いひひ。どう致しまして」


 珍しい味の味噌汁を堪能したあとは、オカズに手を付けていく。

 それは、鯖の味噌煮。合間に口にする白菜と人参の浅漬けは、味噌にまみれた味覚を再生してくれる。そして副菜のポテトサラダを摘まむ。チーズ入りか、これは俺の好物だ。この、ほのかな塩みが美味しい。


 ――え?


 蓮司は食卓を眺めた。

 鯖の味噌煮、白菜と人参の浅漬け、ポテトサラダ。では、味噌汁の具は?


「……トマト」


 どういうことだ? あのパスワードを示すテキストは、今日の献立じゃないか。

 俺は狼狽えながら、口を開いた。


「なあ七海」

「ん?」

「今日、母さんに『この献立にしろ』とでも言われてたのか?」

「なに言ってるの、お母さんがそんなマメなわけないじゃん。鯖は安かったからだし、白菜と人参の浅漬けはこないだの残り物の処分、ポテトサラダは……、えっと、兄貴、好きじゃん」


 つまり今日、突発的に決めた献立ということだ。

 予想していた、というのは無理がある。それに、トマトの味噌汁に関して言えば我が家では初めてのものだ。このあいだ、妹が、友達の家で、ご馳走になったもの。母が知りようもない。


(数年前に作られたはずのプロテクトが、今日の、今の、妹の気まぐれを完璧に当てたというのか……?)


 偶然の一致。いや、確率的にありえない。

 そこにあるのは、論理的推論を超えた『確定した未来』の記述。


「どしたの兄貴、手が震えてるけど。……お米、こぼれてる」

「いや、なんでもない。美味しくて、少し感動してしまったかな。はは」


 部屋に戻った蓮司は、震える手で『トマト』とパスワードを入力してみた。

 圧縮データアーカイブの解凍が始まる。


 そうだ、そういえば黄金の文字板が出てきたときも違和感があった。

 あれは完全に、俺の前にアレが現れることがわかっているパスの仕組み方だった。そして今回も。これは予言とでもいうべきか、予知とでもいうべきか。


(いずれにしても、俺の未来が読まれていた)


 だから蓮司は直感した。

 圧縮データアーカイブから解凍された、このオフライン版の『ダンジョン&マジック』が、ただのゲームではないことを。

 タイトルは『ダンジョン&マジックSHIBUYA.ver0.03』。


「わかったよ母さん、……これをプレイしてみろというんだな」


 直感したのだ。

 これはきっと、これから起こる未来を記した『予言書』なのだ、と。


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お待たせしてしまいました。ぼちぼちと再開致します。

ここまで応援ありがとうございました。お陰様でランキングも思ってた以上に上ることができて、とても幸せです。そして良かったら、これからも応援をお願い致します。


毎日更新はちょっと難しいので、とりあえず隔日更新を目指して頑張っていきます。

年末案外色々ありまして、そこまで書き溜めができませんでしたたたたた!

月半ばくらいには数日の入院(大したものじゃありませんが)予定もあり、少し不安ですがやっていきますよ!!

四章クロエ編、スタートです。

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