月影に踊る憑喰いの巫女
@bloom_O43O
第1話 目覚め
流行りのポップスが木霊する。カステラの匂いが鼻に響く。今日は学園祭だ。
「白雪さーーーん」
クラスメイトが駆けてきた。
「ねえねえわたあめ売り切れそうだからザラメ買ってきてくれる?」
「え。もう売り切れたの??今年大盛況じゃん~!うちのクラスが模擬店部門優勝あるんじゃない??」
「よし!今年こそゆうしょ……あ」
暖かいベッドの中で目を覚ます。枕元の時計を見ると14:32とあった。
ああ…今日もこんな時間に目覚めてしまった。茜色に染まってきた部屋を見る。ただでさえピンク色で揃えている部屋だ、余計赤味が増す。
そんなことしている場合じゃない…起きなきゃ…わかってる
起きれない。体が動かない。何ならトイレに行きたいのに体が動かない。
ああもうしょうがないか。
Tw〇tterを開き『絶起 トイレ行きたいのに鬱ってて動けない』とツイート。しばらくTL更新して眺めた後、T流行りのポップスが木霊する。カステラの匂いが鼻に響く。今日は学園祭だ。
「白雪さーーーん」
クラスメイトが駆けてきた。
「ねえねえわたあめ売り切れそうだからザラメ買ってきてくれる?」
「え。もう売り切れたの??今年大盛況じゃん~!うちのクラスが模擬店部門優勝あるんじゃない??」
「よし!今年こそゆうしょ……あ」
暖かいベッドの中で目を覚ます。枕元の時計を見ると14:32とあった。
ああ…今日もこんな時間に目覚めてしまった。茜色に染まってきた部屋を見る。ただでさえピンク色で揃えている部屋だ、余計赤味が増す。
そんなことしている場合じゃない…起きなきゃ…わかってる
起きれない。体が動かない。何ならトイレに行きたいのに体が動かない。
ああもうしょうがないか。
Twitterを開き『絶起 トイレ行きたいのに鬱ってて動けない』とツイート。しばらくTL更新して眺めた後、Tik Tokを開き可愛い地雷系女子を眺める。
「あ、この服かわいい、新作か~買おうかな、金ねえや」
一通りSNSを見たが飽きて来たので仕方なくLINEを開く。一対一のやりとりのLINEはそこまで得意ではない。
企業、企業、企業…めぼしいものはないか。
『ねむちゃんおはよう。昨日はよく眠れた?お薬は飲んでない?朝ごはんは』ここまで読んでママからのメッセージを削除する。
『ねむさんおはよう。学校行ってくる(6:30)』
『ご飯だーーー(12:05)』
この送り主はこの私、ねむの恋人の立花あさひくん。あさひくんはすごい。三年生で通ってた高専を退学してそこから引きこもりニートしている私と違って毎日学校通ってバイトして家事もして…
『あさひくんおはよう、今起きたよ』
とりあえず返信しておいた。
朝ごはんか夜ごはんかもはや分からないカレーを食べたあとは風呂を覗いて自室に戻る。風呂に入る元気はなかった。
ベッドに飛び込んで布団に包まりぬいぐるみを抱きしめる。そのままスマホを開いてあさひくんにLINE。
『お風呂入れなかった~今からお電話できるよ』
すぐに既読がつく。
『かけていい?』
『いいよー』
しばらく経ってスマホが鳴り、あさひくんの声が聞こえてきた。
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