キラキラFIRE堕天使が天界と地獄の生活を比較してみた

@kossori_013

第1話 平凡な天使の日常

# 天使のファイア生活


## 第1章「平凡な天使の日常」


 朝八時五十五分、翼は天界総合オフィスビルディング三階の自分のデスクに腰を下ろした。椅子のクッションから漏れるかすかな空気の音が、いつもと変わらぬ一日の始まりを告げている。

 デスクの引き出しを開けると、昨日しまい忘れた飴の包み紙が丸まって転がっていた。拾い上げてゴミ箱に投げ入れる。包み紙がくしゃりと音を立てて、すでに半分ほど溜まったゴミの上に乗った。

「翼くん、おはよう」

 隣のデスクの先輩天使、ミハエルが声をかけてきた。五百歳を超えているはずなのに、見た目は三十代前半といったところだ。天使は老けない。老けないから、いつまで経っても先輩は先輩で、自分は自分のままだ。

「おはようございます」

 翼は軽く会釈した。ミハエルの机の上には、すでに十枚近い書類が積まれている。預言付与申請書の束だ。ピンク色の用紙が朝の光を反射して、妙に目に痛い。

「今日も預言付与、三件入ってるよ。君の担当」

「了解です」

 翼はパソコンを起動させた。ファンが回り始める低い音が、オフィス全体のざわめきに溶け込んでいく。画面が明るくなり、天界業務管理システム、通称「ヘヴンワークス」のログイン画面が表示された。ユーザーIDとパスワードを打ち込む。キーボードの感触は、もう何年も変わっていない。

 ログイン完了。今日のタスクが一覧表示される。預言付与が三件、祝福配布が五件、精霊界への業務連絡が二件。合計十件。まあ、普通の量だ。

 翼は最初の預言付与申請書を開いた。申請者は人間界のとある預言者、名前はエリヤ・ジョンソン。内容は「来月の株価動向について神の啓示を求む」とある。

 翼は小さくため息をついた。またこれか。最近の預言者は、やたらと株価のことばかり聞いてくる。信仰心より投資のリターンの方が大事らしい。まあ、気持ちは分からなくもないが。

 定型文をコピーして、適当に文言を変える。「汝の求める答えは、汝自身の内にあり。市場の動きを見極めよ。神は常に汝と共にあり」。送信ボタンをクリック。

 はい、一件終了。

 次の案件に移る。申請者はマリア・ゴメス。内容は「娘の大学受験の合否について」。これも定型文でいける。「汝の娘は努力の人なり。その成果は必ずや実を結ぶであろう。神の祝福あれ」。送信。

 二件目、終了。

 三件目の申請者はデヴィッド・リー。内容は「起業するか、それとも会社に残るべきか」。翼は少し考えて、今度は別の定型文を選んだ。「汝の心の声に耳を傾けよ。真の答えは、汝の魂が知っている。神は汝の選択を見守りたもう」。送信。

 はい、午前中の預言付与業務、完了。

 時刻は九時二十分。順調だ。

 翼はコーヒーメーカーのある給湯室に向かった。廊下を歩くと、すれ違う天使たちが軽く会釈してくる。翼も会釈を返す。誰が誰だか、正直よく覚えていない。みんな白い服を着て、似たような髪型をしている。

 給湯室に入ると、先客がいた。総務部のラファエルだ。コーヒーメーカーの前で腕を組んで、機械を睨んでいる。

「故障?」

 翼が声をかけると、ラファエルは振り返った。

「いや、豆が切れてる。補充しなきゃ」

「じゃあ僕が持ってきますよ」

 翼は倉庫に向かった。廊下の奥、階段を降りた先に倉庫がある。鍵はかかっていない。扉を開けると、コーヒー豆の袋が棚に並んでいるのが見えた。

 一袋取り出して、給湯室に戻る。ラファエルはまだコーヒーメーカーの前に立っていた。

「ありがとう」

 ラファエルが豆を受け取り、機械に補充する。ゴロゴロと豆が落ちる音がして、やがてコーヒーを淹れる準備が整った。

「翼くん、最近SNS見てる?」

 ラファエルが唐突に聞いてきた。

「ええ、まあ」

「堕天使たちの投稿、すごいよね。昨日なんか、バカンスでタヒチに行ってる写真がアップされてた。美女二人侍らせて、高級ワイン飲んでるの」

「見ました」

 翼は苦笑した。見た。めちゃくちゃ見た。何なら保存までした。

「いいよなあ、あんな生活」

 ラファエルがため息をついた。コーヒーメーカーから湯気が立ち上り、甘い香りが給湯室に広がる。

「でも、堕天したら社会保障全部なくなるんですよ」

 翼は言った。

「年金も、健康保険も、失業保険も。それに、地獄で働くことになったら、ノルマとか厳しいらしいですし」

「そうなんだよね。最悪、強制インフェルノだもんね」

 ラファエルは肩をすくめた。

「リスクとリターンのバランスだよね。僕らは安定を取ったわけだから」

「そうそう」

 二人でコーヒーを淹れ、カップを持って自分のデスクに戻る。翼はコーヒーを一口飲んだ。苦味と酸味が口の中に広がり、ほんのり甘い後味が残った。

 次は祝福配布業務だ。これも定型作業である。対象者のリストがシステムに表示されているので、それぞれに祝福ポイントを割り振っていく。一人当たり十ポイントから百ポイントまで。

 翼は画面を見ながら、適当に数字を入力していった。善行をした人には多めに、普通の人には標準的に、特に何もしていない人には最低限のポイントを。

 正直、誰が何をしたかなんて、いちいち覚えていない。システムが自動で善行スコアを計算してくれるので、それを参考にするだけだ。

 五件の祝福配布、完了。時刻は十時四十分。

 残りは精霊界への業務連絡だ。これが一番面倒くさい。

 翼は深呼吸をして、精霊界連絡用のメッセージフォームを開いた。件名は「春季開花スケジュールの調整について」。

 メッセージを打ち始める。「精霊界の皆様、いつもお世話になっております。天界業務部の翼です。今年度の春季開花スケジュールについて、調整をお願いしたく……」

 と、ここまで書いたところで、翼は手を止めた。

 どう書けばいいんだ。

 精霊たちは、とにかく扱いが面倒なのだ。プライドが高く、細かいことにうるさく、しかも全員が女性で、派閥争いが絶えない。ちょっとでも失礼な言い回しをすると、すぐにクレームが来る。

 翼は過去のメールを検索して、似たような内容の文面を探した。あった。去年の秋季開花スケジュール調整のメールだ。これをコピーして、文言を変えればいい。

 十五分かけて、ようやくメールが完成した。送信ボタンを押す。ふう。

 もう一件、精霊界への連絡がある。件名は「夏季降雨量の配分について」。

 これも同じように、過去のメールを参考にして文面を作る。今度は二十分かかった。送信。

 はい、今日のタスク、全部終了。

 時刻は十一時三十分。昼休みまであと三十分ある。

 翼は椅子に深く座り直して、スマートフォンを取り出した。天界でも人間界のSNSにアクセスできる。規則では勤務時間中の私的利用は禁止されているが、みんなやっている。

 タイムラインを開くと、また堕天使の投稿が流れてきた。投稿者はルシファー・ブライト。プロフィール写真は筋肉質の上半身をアピールしたもので、背景には高級車が写っている。

 投稿内容は、「今日のランチはミシュラン三つ星レストラン。人生、一度きり。楽しまなきゃ損だよね #FIRE #堕天使ライフ #自由最高」。

 添付された写真には、色とりどりの料理が並んでいる。肉料理、魚料理、デザート。どれも美しく盛り付けられていて、見ているだけでよだれが出そうだ。

 翼は自分の机の引き出しを開けて、今日の昼食を確認した。天界支給の標準ランチボックス。中身はいつもと同じ。白米、焼き魚、野菜の煮物、味噌汁。

 栄養バランスは完璧だ。味も悪くない。でも、ミシュラン三つ星レストランではない。

 翼はため息をついて、スマートフォンを机の上に置いた。

 いいよな、堕天使。

 自由で、金持ちで、美女に囲まれて。

 でも、リスクがあるんだ。社会保障がなくなる。地獄で働くことになる。失敗したら強制インフェルノ。

 翼は自分に言い聞かせた。僕は安定を選んだんだ。これでいいんだ。

 けれど、心の奥底では、ちょっとだけ羨ましいと思っていた。


 十二時、昼休み。

 翼はランチボックスを持って、屋上の休憩スペースに向かった。エレベーターに乗り、最上階のボタンを押す。ゆっくりと上昇していく感覚が、足の裏から伝わってくる。

 屋上に出ると、空が広がっていた。天界の空は常に晴れている。雲一つない青空。太陽の光が、やわらかく地面を照らしている。

 ベンチに座り、ランチボックスの蓋を開ける。湯気が立ち上り、味噌汁の香りが鼻をくすぐった。

 一口、ご飯を食べる。ふっくらと炊けていて、ほんのり甘い。焼き魚は塩加減がちょうどいい。野菜の煮物は、出汁がよく染みている。

 美味しい。確かに美味しい。

 でも、ミシュラン三つ星レストランではない。

 翼は空を見上げた。青い空。どこまでも続く青。

 人間界では、今頃何が起きているんだろう。

 天界にいると、人間界のことがよく分からなくなる。ニュースで見る限り、相変わらず戦争があり、経済が停滞し、環境問題が深刻化している。

 それでも、人間たちは生きている。必死に生きている。

 翼たち天使の仕事は、そんな人間たちに預言を与え、祝福を配り、世界を少しだけ良くすることだ。

 少しだけ。

 本当に少しだけ。

 翼はご飯を食べ終えて、ランチボックスを閉じた。立ち上がり、ベンチの背もたれに手をかける。太陽の熱で温まった金属の感触が、手のひらに伝わってきた。

 午後の業務は、特別なタスクがなければ、自主的な勉強時間になる。天界では、業務時間の二十パーセントを自己啓発に充てることが推奨されている。

 翼は、いつも聖書の研究をしていることにして、実際にはスマートフォンでSNSを見ていた。

 バレたことは一度もない。


 午後一時、デスクに戻る。

 オフィスは昼休みでがらんとしている。まだ戻ってきていない同僚も多い。翼は自分の席に座り、パソコンの画面を開いた。

 聖書研究用のドキュメントを開く。中身はほとんど白紙だ。たまに、それっぽい文章を一行二行書いておく。「創世記における神の創造行為の神学的意義について」とか、「ヨハネ福音書の愛の概念の再検討」とか。

 そして、スマートフォンを取り出す。

 SNSのタイムラインには、またルシファー・ブライトの投稿があった。今度は夜景をバックにした写真。高層ビルの最上階らしい。グラスを片手に持ち、満面の笑みを浮かべている。

「最高の夜。最高の仲間たち。人生はこうでなくちゃ #堕天使の夜 #成功者マインド #限界突破」

 コメント欄には、称賛の言葉が並んでいる。

「かっこいい!」

「憧れます」

「私も堕天したい」

 翼は画面をスクロールした。

 他にも堕天使の投稿がいくつも流れてくる。高級車の写真、豪邸の写真、ビーチリゾートの写真。みんな楽しそうで、輝いている。

 それに比べて、天界の日常はどうだ。

 毎日同じ業務。同じオフィス。同じ昼食。同じ帰り道。

 安定している。確かに安定している。

 でも、それだけだ。

 翼は、ふと思った。

 自分の人生、これでいいのか。

 いや、天使に人生なんてあるのか。

 天使は生まれた時から天使で、死ぬまで天使だ。人間のように成長して、老いて、死ぬわけではない。ずっと同じ姿で、ずっと同じ仕事をして、永遠に続く日々を生きていく。

 それが天使の運命だ。

 翼は画面を閉じて、スマートフォンを机の上に置いた。

 考えても仕方ない。

 これが自分の現実なんだ。


 午後三時、ミハエルが翼のデスクにやってきた。

「翼くん、ちょっといい?」

「はい」

 翼は顔を上げた。ミハエルは困ったような表情をしている。

「実は、ちょっと頼みがあるんだけど」

「何ですか?」

「保証人になってほしいんだ」

「保証人?」

 翼は眉をひそめた。

「何の保証人ですか」

「地獄の金貸しから、ちょっとお金を借りててね」

 ミハエルは小声で言った。

「そろそろ返済しなきゃいけないんだけど、保証人が必要なんだ。形式的なものだから、心配しないで」

「地獄の金貸し?」

 翼は驚いた。

「なんでそんなところから借りたんですか」

「いや、ちょっと投資に失敗しちゃって。株でね。天界の銀行は審査が厳しいから、地獄の方が手っ取り早かったんだ」

「でも……」

「大丈夫、大丈夫。すぐ返すから。形だけだから」

 ミハエルは翼の肩を叩いた。

「頼むよ、翼くん。先輩の頼みを聞いてくれよ」

 翼は迷った。

 地獄の金貸し。

 あまり良い噂を聞かない。取り立てが厳しいとか、金利が高いとか。

 でも、ミハエル先輩は信頼できる人だ。五百年以上も天界で働いている大先輩だ。まさか、自分を騙すようなことはしないだろう。

「分かりました」

 翼は頷いた。

「保証人、なります」

「ありがとう! 助かるよ」

 ミハエルは満面の笑みを浮かべた。

「じゃあ、書類にサインだけお願い」

 ミハエルが取り出した書類は、地獄語で書かれていた。翼は地獄語があまり得意ではない。ざっと目を通したが、細かい内容まではよく分からなかった。

「ここにサインを」

 ミハエルが指さした場所に、翼は自分の名前を書いた。

「これでOK。本当にありがとう、翼くん」

 ミハエルは書類を受け取ると、足早に自分のデスクに戻っていった。

 翼は、なんとなく胸の奥に違和感を感じた。

 でも、気のせいだろう。

 ミハエル先輩が、自分を騙すはずがない。


 午後五時、定時。

 翼はパソコンをシャットダウンして、デスクを片付けた。引き出しにスマートフォンをしまい、上着を手に取る。

「お疲れさま」

 ミハエルが声をかけてきた。

「お疲れさまです」

 翼は会釈して、オフィスを出た。

 エレベーターで一階まで降り、ビルの外に出る。天界の街は、夕暮れの光に包まれていた。オレンジ色の空。白い建物。石畳の道。

 翼は、いつもの道を歩き始めた。

 家まで徒歩十五分。途中、コンビニで夕飯を買う。天界のコンビニは、人間界のコンビニとよく似ている。棚に商品が並び、レジでお金を払う。違うのは、すべての商品に祝福がかかっていることだ。

 翼はおにぎりとサラダとお茶を買った。レジの天使が笑顔で対応してくれる。

「ありがとうございました」

「ありがとうございました」

 袋を持って、コンビニを出る。

 空はもう暗くなり始めていた。街灯が灯り、道を照らしている。翼の影が、長く地面に伸びている。

 家に着いた。鍵を開けて、中に入る。玄関で靴を脱ぎ、リビングに向かう。

 翼の家は、ワンルームのアパートだ。広さは十五平方メートルほど。ベッド、デスク、小さなキッチン。それだけ。

 でも、一人で暮らすには十分だ。

 翼はコンビニの袋をテーブルに置いて、おにぎりの包みを開けた。一口かじる。梅干しの酸味が、口の中に広がった。

 テレビをつける。天界ニュースが流れている。アナウンサーが、今日の出来事を淡々と読み上げている。

「本日、天界議会において、新たな祝福配分方針が可決されました。今後、善行スコアの高い人間に対して、より多くの祝福ポイントが付与されることになります」

 翼はニュースを聞き流しながら、おにぎりを食べた。

 サラダも食べる。シャキシャキとした食感が心地よい。お茶を飲む。ほんのり甘い後味が、喉を潤す。

 夕飯を食べ終えて、翼はベッドに横になった。

 天井を見上げる。白い天井。何の変哲もない天井。

 今日も一日が終わった。

 明日も、また同じ日が始まる。

 預言付与、祝福配布、精霊界への連絡。

 同じ業務、同じオフィス、同じ昼食。

 翼は目を閉じた。

 そして、思った。

 このままでいいのか。

 本当に、このままでいいのか。

 答えは出なかった。

 翼は、そのまま眠りに落ちていった。


 次の日も、いつもと同じ朝が来た。

 翼は八時五十五分にオフィスに到着し、デスクに座った。パソコンを起動し、今日のタスクを確認する。

 預言付与が二件、祝福配布が四件、精霊界への連絡が一件。

 まあ、普通の量だ。

 翼は業務を開始した。定型文をコピーして、適当に文言を変えて、送信ボタンを押す。一件、二件、三件。

 昼休みには、また屋上でランチボックスを食べた。午後は、聖書研究という名目でSNSを見た。

 堕天使の投稿は、相変わらず華やかだった。

 午後五時、定時。翼は帰宅した。

 コンビニで夕飯を買い、家でテレビを見ながら食べた。

 そして、ベッドに横になり、眠った。

 次の日も、同じだった。

 その次の日も、同じだった。

 翼の日常は、何も変わらなかった。

 何も変わらないはずだった。

 それが、一週間後に崩れ去ることになるとは、翼はまだ知らなかった。


 その日の午後、翼がオフィスでSNSを見ていると、ミハエルのデスクが空になっていることに気づいた。

 昼休みが終わってから、ずっと席にいない。

「ミハエル先輩、どこ行ったんだろう」

 翼は隣の席の同僚に聞いた。

「さあ、午前中から見てないけど」

「そうなんだ」

 翼は首をかしげた。

 まあ、外回りか何かだろう。そのうち戻ってくるはずだ。

 しかし、ミハエルは夕方になっても戻ってこなかった。

 翼は不安を感じ始めた。

 もしかして、何かあったのか。

 その時、オフィスの入り口に、見慣れない人物が立っているのが見えた。

 黒いスーツを着た、筋肉質の男。顔つきは鋭く、目は冷たい。

 明らかに、天使ではない。

 男は、翼の方を見た。

 そして、まっすぐにこちらに歩いてくる。

 翼の心臓が、どくんと大きく跳ねた。

 嫌な予感がした。

 とても、嫌な予感がした。

 男は翼のデスクの前で立ち止まり、低い声で言った。

「翼さんですね。少しお話があります」

 翼は、ごくりと唾を飲み込んだ。

 男の胸には、小さなバッジがついていた。

 地獄のマーク。

 翼の平凡な日常は、この瞬間、終わりを告げた。

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