自伝風MBT1小説

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ちいかわINFJ編

ビッテンフェルト家の家訓

小5の時、ある女の子に出会った。


私は幼い頃から、思いつきを口にする癖と相手の感情を読んではにやにやするから、薄気味悪がられて、周囲と馴染めずに、また馴染む努力もせずに、オタクの兄の小説をパクっては時間を潰す日々を過ごすようになった。


だからか、学年が上がる毎に、女子グループから軽いイジメやハブを食らう。が、無視していれば、いつしか飽きてくれて止むので、いつもそこまで無視していればいーやと開き直ってた。


しかし、今回は違った。


ISTP「(#・д・)チッ、キモいんだよ。お前ら」


学校一の美少女がすげー態度と言動でなにこれ? って感じで、皆もポカーン。今年、初めてクラスが一緒になったから、知らなかったけど、この人、こんな感じの人なの?


女子「な、なんのこと?」

ISTP「(#・д・)チッ、そこのちいかわのことをずっと笑いながら悪口言ってんじゃん。言うなら、はっきり本人に言えって。きめーなー」


ちいかわって、ひょっとして私?www なにげに、この人もさらっと酷いこと言ってるよねwww イジメ止めるつもりでなにこれwww 面白すぎるwww


女子「言ってないし、言いかがりだよ」

ISTP「(#・д・)チッ、チクるぞ、てめー。私は先生から気に入られてんだから、あの馬鹿、馬鹿だから、あることないことなんでも信じるぞ。試してみようか? あー」


えええーwww また、さらっとものすごいこと言ってるしwww イジメ止める側の台詞が完全に小悪党なんだけどwww


女子「わかったから。認めるから。ごめんて」

ISTP「(#・д・)チッ、私に謝ってどうすんだ? ちいかわに謝るべきだろーが」

女子「ちいかわさん、ごめんね」


ちょwww あだ名つけられたwww これ軽いいじめまであるんじゃない?www いいのかな?www 文句言わなくてwww 受け入れていいのかよくわからなくなってきたwww


ISTP「(#・д・)チッ、昔から、人を褒めるときは大きな声で、悪口を言うときにはより大きな声でって言うだろうが。わかったか?」


それwww ビッテンフェルト家の家訓www おかしいおかしいwww 美少女の言う台詞じゃないし、それwww そもそもなんで知ってんの?www


ISTP「あんたさー、さっきから、なに私見て、にやにやしてんの?」と私に話しかけてきた。口調変わってるしwww 通常モードと暴言モードがあるみたいwww


私「あっ、ごめん。じゃなくて、ありがとう。あと、銀英伝面白いよね」

ISTP「あっ、あんたも読んでるんだ。へー」

私「私は、アニメしか観てないけど、うん、大好きだよ」

ISTP「アニメあるんだ。あれ」

私「お兄ちゃんが全話持ってるから、貸してあげるよ」


学校一の美少女と仲良くなった。これでいじめられることはなくなった。ラッキー。


第一印象は最悪だったけど、普段は真面目な子で、口調も丁寧だ。勉強もよくできる、というか、なんにでも一生懸命なよく頑張る子。怠け者で、ものぐさな私と正反対www

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