現実に推しちゃダメですか？

凛レイクウッド

皆さん、身近な人を「推し」と思ったこと、ありませんか？

大好きで、頭から離れない。けれど、付き合いたいわけではない。

両想いを求めない、極めて一方的な愛。たとえ交際が不可能だとわかっていても、一緒にいると興奮し、その人の情報集めに夢中になる。

いわゆる「推し活」と同じ行動をとってしまう。

複雑なのは、両想いを求めていないはずなのに、推しが自分の理想と違うと、過剰に反応し、歪んだ執着に至ってしまうこと。

この感情の矛盾は、誰にも打ち明けられず、深い誤解を招くだけでしょう。

この物語の主人公、新碧羽（あたらしあおは）（24）は、気まぐれで英会話講座に通い始め、人生で初めて現実（リアル）に「推し」を見つけます。

推しは名はノア・レイク・ウィンター（20）

アメリカのシアトルから来た留学生で掴み所がないミステリアスな貴公子。

これは恋ですか？いいえ、これは「推し」への執着である。

彼女は、ノアの放つ「無条件の愛と光」に反応しました。その光の根源は、単なる幸運か、それとも苦難の末の努力か？

彼女は、その光の根源を探るためなら何も惜しみません。

最強の魂を持ちながら、最弱の戦略を取る彼女は、推しから何を学び、どのように成長するのでしょうか？

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