2日目
調査2日目 2022年12月23日
掲示板スレッド:オカルト・奇譚
きさら◯駅からの帰還方法を急募します(Part 2)
タイトル: 【報告】この駅は時間軸が異常で、廃墟と化しています。
投稿者:Akari . T
投稿日時: 2022年12月23日 08:30
カテゴリー: 異界・都市伝説の危険性
Part 1に続き。昨晩の検証結果と、この駅に関する考察を報告します。
【検証結果:脱出定説】
家族への電話、線路沿いの歩行、次の電車を待つ、全て失敗しました。この駅は、従来の「きさらぎ駅」のルールを意図的に拒否しているようです。
【異常な古さの確認】
駅のベンチやホームのコンクリートの摩耗が、単なる錆や汚れではなく、数十年の風雨に晒されたような、不自然な経年劣化を示しています。この駅は、単に一時的に無人なのではなく、完全に忘れ去られた場所である可能性があります。
【駅長室の探索】
駅長室自体を探したものの、ホームにも通路にもそれらしい部屋は見つかりませんでした。
【考察:駅名と時間の異常】
伏せ字の「きさら◯」が気になります。この駅名が、現実の路線図から消えた過去の地名、あるいは放棄された集落の名と繋がっている可能性があります。この廃墟感が、単なる異界ではなく、特定の時間軸に囚われた場所だと示唆しています。
◇
コメント欄 (計 20件)
No. 7. ユーザー名: スレ立て乙 投稿日時: 2022年12月23日 08:35
コメント本文: Part 2助かる。廃墟と化しているという報告が不気味だな。通常のきさらぎ駅とは違う。
No. 8. ユーザー名: Akari . T信者 投稿日時: 2022年12月23日 08:45
コメント本文: 橘さん、昨日から飲まず食わずでは?まずは何かエネルギーになるものを。探索は焦らずに。
No. 9. ユーザー名: ネットの真実 投稿日時: 2022年12月23日 09:00
コメント本文: >>Akari . T 「拒否している」という考察が重要だ。誰か(または何か)が意図的にルールを上書きしている。
No. 10. ユーザー名: 通りすがりの古参 投稿日時: 2022年12月23日 09:12
コメント本文: >>Akari . T お前は駅を機能として見すぎだ。『異物』を探せ。時刻表だ。最も不自然なものが集約する場所を探せ。
No. 11. ユーザー名: Akari . T 投稿日時: 2022年12月23日 09:30 コメント本文: >>10 ありがとうございます!不自然なものが鍵ですね。これから検証に入ります。リアルタイムで状況報告します。
No. 12. ユーザー名: Akari . T 投稿日時: 2022年12月23日 10:00
コメント本文: 時刻表を確認。紙が異常に湿っていて、文字をよく見ると、日付の部分が『平成三年』でした。すべての発車時刻が墨で塗り潰されたように真っ黒になっています。
No. 13. ユーザー名: Akari . T信者 投稿日時: 2022年12月23日 10:08
コメント本文: 平成三年!? なぜそんな昔の日付が?駅のものがそこまで古いのか? 橘さん、冷静さを保って。その日付が何かを指し示しているはずです。次の行動は慎重に。
No. 14. ユーザー名: 通りすがりの古参 投稿日時: 2022年12月23日 10:25
コメント本文: 平成三年といえば…… ちょうどバブル崩壊の影響が地方に波及し始めた時期だ。採算が取れなくなり、廃線となったローカル線や駅が一気に増えた時代だ。この駅もその一つかもしれない。
No. 15. ユーザー名: 地方行政マニア 投稿日時: 2022年12月23日 10:45
コメント本文: 廃駅だけじゃない、廃村となった村も多くあるぞ。その廃線になったローカル線の終点にあった村なんじゃないか? 人間社会から完全に取り残された駅なんだとしたら、異界になってもおかしくない。誰か、「平成三年 廃村 廃線」で調べてくれ。
No. 16. ユーザー名: Akari . T 投稿日時: 2022年12月23日 11:15
コメント本文: 今、時刻表のすぐ横にある、ホームの番線を示す看板を見ました。信じられません。『3.5番線』と書いてあります。ここは、存在しないはずのホームです。
No. 17. ユーザー名: ネットの真実 投稿日時: 2022年12月23日 11:22
コメント本文: 3.5番線? 平成三年という日付は時間軸のズレを、3.5番線は空間軸のズレを明確に示している。この駅は、特定の過去の時点と、現実と非現実の境界が交差した場所に存在するんじゃないか。
No. 18. ユーザー名: 通りすがりの古参 投稿日時: 2022年12月23日 11:35
コメント本文: 全くだ。3.5番ホームじゃ、いくら待っても帰還の電車は来ないだろう。そして、誰も駅長室が見つからないのもそのせいじゃないか。
No. 19. ユーザー名: 地方行政マニア 投稿日時: 2022年12月23日 11:40
コメント本文: >>Akari . T 時刻表の『平成三年』だけでは時代が特定できない。ホームのどこかに掲示板はないか?もしポスターや広告、告知、地方新聞など、日付のわかるものがあれば探してほしい。その情報が必要だ。
No. 20. ユーザー名:
Akari . T 投稿日時: 2022年12月23日 11:55
コメント本文: >>19 ありがとうございます。時刻表だけでは確証が弱いのはその通りです。掲示板を探し、日付のわかる掲示物の確認を最優先で行います。また報告します。
No. 21. ユーザー名: 現実逃避線 投稿日時: 2022年12月23日 12:00 コメント本文: >>Akari . T 3.5番線から出ようとするな。お前は境界線に立っている。
◇
調査結果 ウェブ検索記録
検索ワード: 平成三年 廃線 廃村 / 3.5番線 都市伝説 / 異界 境界線 / きさらぎ駅
1. 時代背景:平成三年(1991年)の地方経済と交通
記録内容: 地方鉄道の運行形態調査記録。平成三年頃はバブル崩壊の余波により、採算が取れなくなったローカル線が廃線となり、これに伴い終点の集落が「廃村」となるケースが多発していた。この駅は、この時代に人間社会から切り離された特定の場所である可能性が高い。
関連報告(誤認情報を含む): この時期の廃線プロセスには、補償金問題や住民の反対運動が絡むことが多く、地域によっては特定の鉄道施設にまつわる自殺や事故の怪談が廃線後も都市伝説として残っている。
2. ローカル都市伝説:「きさら」の音の起源
候補地名(誤認情報): 伏せ字の「きさら◯」の音は、かつて地方に存在し、平成初期にダム建設で水没したとされる「杵裂(きねさき)村」の駅名だったのではないか。
地域伝承の断片: 杵裂村では、水没直前に、村人が駅で集団で鉄道施設に抗議した際、特定の駅員が鉄道の運行ルールを守って自殺したという真偽不明の伝承が残る。この駅員が今も呪いとして駅の運行時刻を意図的に隠蔽しているという噂がある。
3. 類似都市伝説:.5番線の怪
3.5番線の鉄道工学的見地
鉄道の歴史において、大規模な駅の改築時に、工事が中断したり、線路の配置が変わり、計画上のみ存在した幻の番線が「.5番線」として記録に残ることが稀にある。これらは、失敗や諦めの歴史的痕跡として扱われる。
通常の駅では存在しない、現実と異界の狭間に位置する番線。「3.5」という数字は、現実と非現実の境界を示す記号。このホームに立つ者は、空間的な境界線上に存在するとされる。
4. 類似都市伝説:異世界駅
概要: 「きさらぎ駅」を代表とする、日常利用する電車や駅が突如として非現実的な異界に繋がる都市伝説群。全国に数十の類似駅の噂が存在する。
構造的特徴: 「いつもの路線に乗っているのに、存在しない駅に到着する」というパターンが共通しており、移動のルールが破綻することで異界への境界線が曖昧になる特徴を持つ。
5. 類似都市伝説:異世界エレベーター
概要: 特定の階数(4→2→6→2→10→5など)を特定の順序で押すことで、エレベーターを介して異世界に繋がるとされる海外発祥の都市伝説(エレベーター・ゲーム)。
構造的特徴: 身近な設備を操作することで境界線を超えるという構造を持ち、交通や移動に関するルール(階数ボタンの順序)を乱すことで成立する。このルールには、途中で乗ってくる人物に「話しかけてはいけない」といった、人間関係のルールも含まれる場合が多い。
6. 考察(Akari.Tの記録)
この駅は平成三年という時間軸のズレと3.5番線という空間軸のズレが交差した、極めて不安定な場所に存在する。これは、廃線・廃村という過去に見捨てられた特定の場所が、現実と非現実の境界に固定されてしまったことを示唆している。この仕組みの解明を目標とする。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます