鷹が産んだ鳶
@umim1
第1話 鷹の交尾と鳶
鷹。ここでは私の両親のことをそう表現します。鳶。ここでは私のことをそう表現します。
昔々あるところに、気の強い雌鷹と食べ方が汚い雄鷹がおりました。2人がお互いのどこに惹かれあったのかは分かりません。
おっぱいが大きいところ??ちんちんが大きいところ??いまとなってはそれを聞くこともできないような関係性なのですが、がはは(笑)
そんな2人が出逢って交尾した結果生じた副産物が鳶である私です。
鷹は鳶を大変可愛がりました。第一子だったということもあり、それはそれは可愛がられたそうです。
ですが、その愛は少しだけ歪んでいました。鷹はとても優秀でした。なので、鳶にもそれと同等かそれ以上の水準を常に要求しました。
序盤でネタバレをしてしまって申し訳ないのですが、鳶は鳶のくせにそこそこ勉強ができました。或いは、自分が優秀だと暗示して、身の丈に合わない努力を継続することに長けていました。ですが、結局は鳶の域を越えることは出来なかったのです。
もっと具体的に言うと、鳶は早稲田大学に入学した後に、うつ病を発症して大学を退学します。鷹の20年間の苦労は全て水の泡となったのです。
鷹にとって、進学校を経て難関大学に入学した後に大企業に入社してたくさんお金を稼ぐことは至極当然であり、それこそが幸せの形でした。
だから、鳶にもその幸せを掴んでもらうためにお金も時間もたくさんたくさん使いました。ただひたすら鳶のためを思っての行動でした。
ところがどうでしょう。鳶はその期待に応えることができなかったのです。
なんででしょうか??鷹の教育が厳しすぎたから??それとも鳶が馬鹿すぎたから??
多分どちらも正解だし不正解です。
鳶は考えました。鳶である自分が人並みの生活や幸せを得るにはどうしたらいいのだろうと。
そして鳶なりにその答えを出しました。きょうはその答え合わせをするときです。
鳶は鳶だから、自分の考えが正しいのかそうでないのか、他の誰かの意見を聞かないと不安なのです。
そう。いまこの纏まりのない汚い文章をここまで読んでくれるくらい優しいあなたのような人に聞きたいのです。
私の生き方は不正解ですか??って。
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