第4話

……まぁ、色々な思い出が会ったが転校生とは仲良くやっている。


今日も私の家で一緒に受験勉強だ。


何の因果か、隣で黙々とテキストを進めているこいつの志望校も私と同じらしい。


黙々?普段から静かだが今回は手も動いていない。


わからないことがあっても中々聞かないのがこいつの悪いところだ。仕方ない、今回も助け船を出してやるか。


「なによ、わからない問題があるなら聞きなさいよ。あんたにわからなくても私にはわかるかもしれないでしょ?ほら、テキスト見せて質問をし……死んでるッ!!」

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