ふぃふふぃふぇふぉい(実にエロい)

頭の中にグラフとデータが浮かび上がった。赤の勝率は…29%!?これで勝てるの…?


 「勝率29%だって…」

 ノヴァの表情は変わらない。それどころか少し余裕を持った雰囲気だった。


 「29%ですか。いつもより楽ですね。1時間で済ませましょう。」


 まじかー、いや確かにノヴァ含めたギルド・アルカナは、国内随一の戦闘力設定にしたけれど、それでも勝率29%の軍隊を1時間で勝たせられるなんて。


 すごいなーと感心しながら、目の前に用意されていたいちごのクリームサンドを口いっぱいに頬張る。


 はぁぁ!最っ高!幸せドーパミンかな?頭の中がふわふわ温かくなる。前の人生では朝っぱらから生クリームいっぱいのフルーツサンドなんて食べれたもんじゃなかったからね!


 思わずかぶりついてしまった。


 「失礼。マスター。口周りにクリームがついています。」


 ノヴァの顔が私の目と鼻の先にある。ハンカチで優しく私についたクリームをとってくれた。

 近くで見ると、やはり顔面国宝だ。陶器のような肌に、バッサバサの白まつ毛。通った鼻筋に、口元のほくろも


「ふぃふふぃふぇふぉい(実にエロい)。」



「…マスター。今なんと?」

「ふぁ?!」


 まずい。思わず声に出してしまっていたか。急いで、口の中に入っていたいちごサンドを飲み込んで


「あ、ありがたいって言ったのよ!」

「6文字だった気がしますが…」

「聞き間違いね…!」

「そうですか。失礼しました。…それにしてもマスター。今日はどうされたのですか?」


 どきっ。



もしかして、元のマスターと性格が違う?異世界転生に驚きすぎて、何にも考えていなかった。


もしかして、早々に詰んじゃったーーーー?!

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