不憫な異世界転生 ~私が何したっていうの!?~
たまうん
始まりのメッセージ
ピロリーン
「なにー…?だれからー…?」
はぁ、なんかメッセージ来たんだけど
私寝てるんだけど、誰から?こんな夜に?
というか、今何時なの?
「えー…」
2時じゃん!誰だよ!こんな時間に!
私寝てるんだけど!起こさないでよね!もう!
文句言ってやる、仲良い子でも許さないよー!
私の眠りを妨げるなんて、許しちゃいけない!
「えっ!」
まじか、まじですか?
こ、こ、これは…
「きたー!」
へへへ、やったぜ、やったぜ私
ついに来たんだぜ、ぐっへへ
これなら、仕方ないよねー
寝てるのに起こされたけど、
これなら許しちゃうよねー
「よし!」
もう1回よく読んでみよう、なになに…
おめでとうございます!
厳正なる抽選の結果、あなた様は選ばれました。
異世界転生のチケットを送らせていただきます。
受け取らない場合は、
このメッセージを削除してください。
受け取る場合は、はい、を押してください。
後戻りはできません。
この世界に戻ることはできません。
はい、を押した時点で、
あなたの存在は、この世界から姿を消します。
誰の記憶にも残ることはないので安心して下さい。
家族や親しい人を悲しませることはありません。
あなたの存在は、他者の記憶から消え、
この世界にいた痕跡も残るとこはありません。
なので、安心して、はい、を押してください。
さあ?あなたは、どちらを選びますか?
はい、ですか?
はい、でいいですか?
はい、ですね!わかりました!
1名様、ごあんない〜
「えっ!」
私、まだ何もしてないのに
はい、押してないのに、え、どういうこと?
選択肢ないじゃん!
あー、なんか目の前が真っ暗になっていく
私という存在が消えるような感覚
あー…
ーーー
「また、生贄が1人、連れて来られたのね
ごめんなさいね
私が、その命を、いただくわ」
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