リュシアは甘党☆リュシア、光速でケーキを食す。の巻


リュシア

「今日はケーキ食べ放題の日よ!時間が許す限り食べ続けるのっ!」


アウリア

「……許す限りって、あなたの“時間”って毎回おかしいのよね」


リュシア

「え?じゃあ光速で食べれば、時間の流れが遅くなるでしょ?

つまり――永遠に食べられるってことじゃない?ウフフ、最&高♡」


アウリア「……やめなさい」


リュシア、相対性理論を無視して食事開始


「いただきまーーす!!」


瞬間、フォークが青方偏移。クリームが赤方偏移。

ケーキは“光の粒子”と化し、彼女の口元で波動関数を拡散中。




その結果......


カロリー → 時間軸方向に伸びて消える



ケーキ → 位置が不確定(同時に未来と過去で食される)



リュシア → 時空のゆらぎにより「満腹」と「空腹」が重ね合わせ状態




アウリア「……リュシア、あなたいま、次元の壁に生クリーム塗ってない?」


リュシア「……えへへ、でもおいしいから細かい事はいいの♡」



“このおやつタイムによって、エネルギー保存則は一時的に甘味保存則へと変化した”



「特殊相対論的スイーツ理論 〜ケーキは光よりも甘い〜」


これはもはや“理論物理とスイーツの融合”



******


光速でケーキを食べたら起こること

ケーキが光速に達する瞬間、質量が無限大になる。

 → 食べようとする前に、ケーキがブラックホール化


青方偏移(ブルーシフト)

 → 光速に近づくほど、目に見える光が青く短波長になる。

 つまり、リュシアから見るとケーキは“青く光る塊”


時間の遅れ(時間の伸び)

 → 光速に近づいたリュシアは、自分の体感時間が遅くなる。

 結果、周囲が「一瞬」で終わっても、リュシアには“永遠のケーキタイム”


熱エネルギー問題

 → 光速近くでは摩擦で1京℃を超える。

ケーキはもちろん、皿も、フォークも、リュシアの笑顔もプラズマ化。



結論:

物理的にはケーキは消滅し、 “甘味情報だけが時空に拡散”する。

すなわち「リュシアが食べたケーキは、宇宙全体が味わう」


アウリア

「……ねえ、リュシア。あなたがケーキ食べるたびに銀河が糖分摂取してるの、知ってる?」


リュシア

「えっ!?宇宙もスイーツ好き!?♡」


 おわり

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