第19話 異常なレベル上げの速度

「なんでそんなにレベルが上がるのが異常に早いんですか!? 和希様は最近戦ってすらないじゃないですか!」


 そう...、正直に言うと和希様は殆ど戦ってはいないのでした。


 和希様が召喚した【ドレイク騎士団】と呼ばれる騎士団とミルティなどの優秀な魔物達が各地に散らばりそれぞれの村や町を奪還しているのです。


 なので和希様が直接戦ってレベルを上げる時間なんてありませんでした。


 なのに彼はもう200レベルを超えたと発言しているので頭の回転が間に合いません。


 私が問い詰めたところ、彼は静かにこう言いました。


「俺は


「えっ!?」


 私はその言葉に絶句しました。


 しかし、それと同時になぜこんなにもレベル上げが早いのかにも合点がいってしまいます。


「つまり...、和希様はこうして座っているだけでもレベルが上がっていくと言うことですか?」


「まあ、そうなるな。大体俺とシエルはずっと一緒にいただろう。俺がレベルを上げる暇なんてなかったはずだぞ」


 それはそうだ。


 と言うかそれを1番よく分かっているのが私だ。


 一応彼のステータスを拝見させてもらうと、確かにそこにはレベル238と言う文字が並んでいるのでした。

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