第6話 レベル1の【弱体術師】VSレベル250の【剛腕魔族エイラム】⑤

「...行け」


 その言葉と同時に【ドレイク騎士団】は進撃を開始しました。


 レベル100はある精鋭部隊を相手に一歩も引かないどころか押している現状に私の開いた口は閉じれません。


 凄まじい剣撃音が響き渡り何体かの【ドレイク騎士団】がやられた時でした。


「やれやれ...。【リスポーン】」


 やられたはずの【ドレイク騎士団】が復活しました!!!


「不死身? 不死身の騎士団なの!?」


 それを見たエイラムは後ずさりをして一気に逃げ出しました。


「あっ!!! 逃げた!?」


 流石のエイラムも気がついたのでしょう。


 私の呼び出してしまった【弱体術師】がとてつもないイレギュラーな存在だと言うことに...!


 [逃げなければ殺される]


 そう言っているような表情で逃走を開始したエイラムに一瞬にして追いつきワンパンで叩き伏せてしまう【弱体術師】


「グハッ...!」


「逃げられると思ったのか?」


 そう冷たく吐き捨てた彼は止めの一撃を決めるのでした。

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