第14話 仲直り

その頃にはショウと連絡出来なくなっていた。


宍戸さんに聞いたら遂に薬の取り引きで逮捕されたらしい。


宍戸さんが代わりの新しい入手先を紹介をしてくれた。


「効き目が悪い時はこっち使ってみな」


そう言われて渡された物は恐らく覚醒剤、もしくは近い物だったろう。

いよいよこれか…

これは本当に気分が落ちた時に使おうと暫く手を付けなかった。


そんな折にヒロミと会った。

ヒロミとも思えば長い付き合いだった。


出会った当初はまだ子供だったが、今ではもう大学生だった。


あれからヒロミも他の人にも出会って恋をしたりもしていた。


俺は別にその事には何の不満も無かった。

ヒロミとはくっついたり離れたりと言う感じだった。

俺といる時は俺を真っ直ぐ愛してくれればそれで良かった。


そう言えば昔、男の子にゼリーを取られたって泣いてたなあ。可愛かったなあなんて思い出していた。


「どうした?ヒロミ」


「先生…ウチが子供の頃、ゼリー取られたって泣きついたの覚えてる?」


丁度思い出していたので何だかヒロミと通じ合ってるみたいに思えて嬉しくなった。


「うん!あの時のヒロミは可愛かったなあ。泣きついてさ」


「もう!でね、その時話してたタケオって覚えてる?」


「うん、意地悪してた子だね」


「そう、そいつね、こないだ同窓会で会ったの。その時私の事が好きだったって」


成る程なあ。あの年頃なら好きな子に意地悪したりするからなあと納得した。


「でね、私は別に今も昔もタケオの事はなんとも思ってないんだけどね」


「うん。」


「その同窓会の後、ちょっと飲み過ぎちゃって…私気分悪くなって…その…タケオにちょっと休もうかってホテル連れてかれて…レイプされた…」


「そうか…」


俺は心底許せなかった。

力ずくの一方的な暴力的な愛の押し付け…

1番嫌いな物だ…


「警察には言った?」


「ううん…まだ…私…先生が好きだから…先生には本当の事打ち明けようって…」


「ならそのタケオに俺が話つけてあげる。ソイツの居場所教えて?」


「有難う…私怖かったから…嬉しい…先生大好き…」



そう言ってタケオの居場所を聞いた。


そんな暴力的な奴にひ弱な俺が正面からマトモに太刀打ち出来ないかなって思った。


なので、今回は宍戸さんに協力をお願いした。


宍戸さんにタケオを拉致して縛り上げて貰った。

騒がない様に口も猿轡をかませてくれた。


「君の頭の中身どうなってるんだろう?毛とか生えてるのかな?見せてよ。」


そう言って生きたまま頭を開いた。


中身は普通だった。

拍子抜けした。


その内タケオは息絶えた。


「マスター、コイツどうする?どっか埋める?」


「うーん、コイツは卑しい奴だから恥ずかしい姿で見つかるように捨てる」


そう言って俺はタケオの男根を切り取って持ち去った。



死んだ後もあの世で悪さ出来ない様にこれは別の場所に埋めた。



「先生!なんかウチ疑われてる!」


その後ヒロミがやってきた。

ヒロミが同窓会の後タケオに連れられたのは周りは見ていた。

1番に疑われても仕方ない。しかもイチモツを切り取ってしまった。

ヒロミに悪い事しちゃったかなあと反省していた。


「こんな事になるなんて…ゴメンなさい…」


「俺もゴメンね…俺だと1人で太刀打ち出来ないかなって少し怖い人に相談したらあんな事になっちゃって…」


「ウチが…先生試すみたいな事しちゃったから…」


「?」


「タケオが私に気があったのはホントなの…ホテルまで連れ込まれたのもホント…でも私、逃げて来たの…」


「…」


「この話聞いたら先生嫉妬してくれるかなって…私だけ見てくれるかなって…試す様な事しちゃって…ホントにゴメンなさい…」


ああ…ヒロミもか…何で俺の真っ直ぐな愛を真っ直ぐに信じてくれないんろう…


「そっか…じゃあさ、星になったタケオに謝って仲直りしよっか。」


「?」


「タケオのお墓に一緒に行こ?お菓子もあるからさ」


「うん…」



そう言ってタケオの一部を埋めた場所に連れて行った。


「ここで…するの?」


「うん。たまには外も楽しいよ?」


そう言ってお菓子をあげた。


そしてヒロミの首に手をかけて、俺の中に入れた。


「タケオの代わりに最後に愛を入れてあげるね」


死後硬直が始まる前にヒロミの中に俺を放出させた。

お菓子のおかげで濡れていてスムーズだった。

死体としたのは初めてだった。



その後、宍戸さんにお願いして、タケオの一部の側にヒロミを埋めてあげた。






アッチで仲直り出来てるといいなあ

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