雨そのものには音なんてない、という文章が不思議と心に残りました。何かと何かが触れ合って空気が振動して共鳴して…それが音ですよね。どことなく社会性の感じられる現象。
冬の薪ストーブが燃える温かな室内で、燃える炎の音と湿った雨音が混ざり合う…そんなほっとするひと時を思い起こしました。
四季の冬二楽章は大好きな曲なんです。自分の結婚式二次会で私クラリネット、夫チェロで演奏しました♪
あとうちのトイレ音楽が流れるのですが、高確率でこの曲になってます(まったくいらん情報ww)。
作者からの返信
鐘古家のトイレ事情w
高確率でこの曲ということは、他の曲も?!
気になりすぎる!
二次会での御夫婦での演奏、素敵ですね。
雨に音がない、拾って頂いてありがとうございます。
執筆しながら、ふと感じたんですよね。そういえば雨音って、打たれる相手がないと成立しないなぁと思いまして。ちょっと気に入っていたりします。
有名な曲なので、なんとかこのイメージを上手く使えないかなというチャレンジで。
冒頭の一文で、なんだか四季の冬っぽいなあと思っていたら、ほんとにそうでした^^。
あの第二楽章はいいですよね。昔、小学生時代に「みんなのうた」でこれに日本語の歌詞をつけてバラード歌謡っぽい雰囲気でアレンジしたものを聞いたことがありましたが、その時から日本語歌謡版も原曲も好きです。十八世紀に著作権収入のシステムがあったなら、これ一曲だけでもヴィヴァルディは後半生を優雅に暮らせただろうに、と思います w。
さあ、この音楽に載せてどんなドラマが、と期待を高めていたら、しかしソロが始まったところで終わり!? え? これだけなんですか? 笑 いやまあ、雨のメタファーとか、それ自体はきれいな比喩ではあるんですれけれども。
あるいはこのコンミスが嫁さんで、夫婦げんかの最中で、そこに大学時代の同棲の頃の思い出が重なり、みたいな展開なら面白いかなとか勝手に想像しかけてたんですが w……それはさておき、んー、雨を中心にしばしの思索を披露するにしても、ちょっとこれだけでは、というのが正直な感想です。この長さで密度の高い音楽随想にするならするで、なんかもうひと要素ほしいなという。
まあこれ以上は具体的すぎるコメントになりそうなので控えますが、目指そうとされたところはわかるような気もするので、いずれまたチャレンジしていただければと。
作者からの返信
湾多さん
お読みいただきありがとうございます。
このお話は湾多さんの感想が是非聞きたかったので、とてもありがたく。
冒頭が冬っぽいというお言葉だけでもう満足した気になっていますが、やっぱりここで終わりですか、となりますかね^^
まあ、この話は確かに随想のような着想から始まったので、あまり物語を考えていなかったのですよね。ただ、おっしゃるように、この短い楽章の合間で、もっと思索を巡らせるようにするほうが良かった気がしてきています。あるいは演奏しながら。
内面の表現は難しいと思いつつも、いい勉強になった気がします。
ありがとうございます。
音楽を奏でる時に、経験と言う情景がそっと色を添える、そんな気持ちで拝読させて頂きました。雨の音、たくさんの思い出があります。私の雨の音が物語に弾けて心に響く様でした。面白かったです、ありがとうございます( ;∀;)
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
雨の音ってみんなイメージははっきり持っていると思うんですが、雨そのものには音なんてないのでなんか不思議だなあと思っていたのです。
自分の中の雨の音をイメージしながら読んでもらいたかったので、願ったりでございます。ありがとうございました。
第2楽章 "Passar al foco i dì quieti e contenti Mentre la pioggia fuor bagna ben cento"への応援コメント
文芸部へのご参加、ありがとうございます。
ヴィヴァルディの「冬」第2楽章という、クラシックの名曲をモチーフにしながら、聴覚と視覚、そして記憶が美しく溶け合う物語に、深く癒やされるような読書体験をさせていただきました。
■ 最後まで読んだ感想
吹雪のような第1楽章の後の「緊張感のある静寂」から、暖炉の火が灯るような第2楽章への転換。その空気感の描写が実に見事です。
トタン屋根を叩く雨音という「かつての日常の記憶」が、数十年後のステージ上で演奏されるピチカートと重なり合う、その美しい伏線回収のような演出にも感動しました。音楽がただの音の羅列ではなく、奏者の人生を潤し続けているという、音楽家としての誠実な魂を感じる物語になっていると思います。
■ お題「比喩」の活用と技法について
本作では、音楽という抽象的な概念を、具体的な情景や記憶へと変換する「換喩(メトニミー)」や、感覚を相互に響き合わせる「共感覚」的な比喩が非常に効果的に使われています。
・「さざなみのような譜面をめくる音」「薄い氷を張った湖面を思わせる緊張感」【直喩】
静寂の中の小さな音をさざなみと例えることで、ホールの広さと、その場にいる人々の息遣いを見事に表現していて、観客の咳払いさえ許されないようなホールの張り詰めた空気を、温度と割れやすさを伴う湖面として描くことで、わずかな音も拒むような独特の静寂が見事に可視化されていますね。
・「暖炉に火を熾すような旋律」「ピチカートの雨粒」【象徴・隠喩】
ソロの旋律を「火」に、合奏のピチカートを「雨粒」に例える象徴的な比喩によって、ホールに響く音だけでなく、火の揺らめきや室内の温もり、窓の外に張り付く水滴や冷たさまで体感できてしまいます。
・「雨音の解体」という異化【異化】
「雨そのものには音なんてない」という一文。当たり前の事実をあえて提示することで、私たちが耳にしている音が「雨と対象物との共演(音楽)」であると定義し直す。この異化の視点が、後半のトタン屋根の回想に圧倒的な説得力を与えていると思いました。
■ 最後に
比喩という武器を使って、目に見えない音に「形」と「物語」を与え、私たちの心までも潤してくれるような力作をありがとうございました。
また、あなたの感性が奏でる新しい「旋律」を、ぜひ部室に届けに来てください。お待ちしております。
作者からの返信
@naimazeさま
お読みいただきありがとうございました。
とても好きな曲なので、イメージを想起いただけてると良いなあと思います。