第3話 AIによる修正文

生成AI利用タグ付けについて


 生成AI利用に関するタグ付けをしました。


 いつもお読み頂きありがとうございます。


 11/19日にカクヨム公式より発表された、生成AI利用に関するタグ付け推奨に基づいて、生成AIタグ付けを行いました。

 自分はAI(chatGPT)を大きく活用しながら物語を紡いでいます。


 タグ付けについては、『描線眼鏡シリーズ本編』には「AI本文一部利用」、同資料集には「AI本文利用」、その他短編には「AI補助利用」を付けています。


 『描線眼鏡』は、「小説家になろう」にあえて旧版をそのまま置いているのですが、昨年にとあるきっかけで描き出した物語を、描ききれずに放置していました。

 今年のGW頃に、AIによる小説執筆サポートが充実してきたという記事に触れたことをきっかけに執筆を再開し、カクヨムへの投稿を始めました。率直に言って、AIサポートが無ければここまで物語を紡いでくることはできなかったと思います。


 正直な話、多くの反発を受けるかもしれないことや、自分自身の中にあった一種の後ろめたさもあり、これまでは積極的にAI使用であることを公言してきませんでした。

 けれども、昨今の生成AIをめぐる議論を通して、AIにアシスタントを頼みつつ、自らの創作世界を進化・深化させていくこと自体が、これからの創作の一つのあり方を示せるのではないか、と考え直しました。


 題材として「漫画家」を選んだのは偶然でしたが、多くの漫画家の方も、背景や小物、トーンやベタなどをアシスタントに任せ、場合によってはネームやアイデアにアシスタントや編集者の意見を取り入れることがあります。

 それでも、物語の骨子を作り、最終的に自分の判断でそれを世に出すことは、創作者である漫画家自身にしかできない仕事です。


 自分の場合も、ブレスト → プロット → シナリオ →(セリフ入りの)ネーム → 本文と段階を踏んで作成しており、その過程でAIに相談したり、アイデア出しを手伝ってもらったりしています。結果的に、その手法は漫画家の方の作業に似た形になりました。


 現状のAIは、自分の考えを反映させる「合わせ鏡」のような道具に過ぎない、と感じています。

 この状態が続くのか、あるいはASIやAGIといった技術の進歩によって、人類の想像力や創造力を越える日が来るのかは分かりません。

 それでも、生身の身体を持つ「人」が存在する限り、「人の描く物語」が求められることに変わりはないと、私は希望を抱いています。


 生成AIによる著作権侵害の問題については、生成AIという道具そのものとは切り分けて考えられるべきだと思っています。

 トレースやコピーが容易になった時と同じように、新しい技術が新しい問題も生み出している側面があると感じていますが、その過程で創作者の感情を無視して進めてはいけないとも考えています。


 一方で、あらゆる芸術や科学技術は、過去の人類という「巨人の肩」に乗って、今の人類が紡いできたものです。活版印刷の発明やインターネットの定着と同様に、人類が幅広くその恩恵を受けられる道具が生まれたのだとすれば、それを活かして、より遠く・より深く・より広く思考を巡らせていくことが、この先の可能性を拓いていくのではないかと考えています。


 ここまでお読み頂きありがとうございました。


 AIというアシスタントの力も借りていますが、これから紡いでいく物語も「私の物語」です。

 よろしければ、今後も『描線眼鏡』をお読み頂ければ幸いです。

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