おにろりプレイって何?
「さ、流石に行き過ぎましたか!?」
恥ずかしさに顔を真っ赤にした真希に俺は首を振った。
「そもそも行き過ぎかどうかがわからないんだけど……」
おにロリプレイでマッサージって何?
多分、おねショタの逆みたいなものなのだろうけど。
「あー、それはね。私と真希の折衷案って感じで」
「折衷案?」
「私は、昼にしてもらったマッサージが忘れられない。もっと私の体に触れて、揉んで、捏ね回して欲しい」
「私は、あの……お昼にしてもらったお兄さんプレイが……」
「お兄さん? 昼にやったのは……」
「わー!! わーわー!!」
必死で俺の声をかき消そうとする真希。
どうやらパパ娘プレイは透子に隠したくて、お兄さんってことにしてあるのだろう。
「やっぱり気持ち悪いよね。成人もしてるのに、お兄さんプレイだなんて」
透子は伏し目で俺の顔を窺ってきた。
ちなみにこの世界では、男性が少ないため、物理的に婚期を増やすため成人年齢は大きく引き下げられている。
「別に変ではないよ」
「え?」
「二人のご褒美になるのが一番。透子も、真希もそれでいいのなら良いよ」
「い、いいんですか!?」
「うん」
正直、全然問題がない。
よく考えたら、おねショタプレイのお姉さん側って、いつもとやっていることにそう変わらない。
俺からしたらいつものことだ。
そう思って、抵抗感がない自分に危機感を覚える。
や、やばい。
今まで、ご褒美のため、と自分を騙してるうちに、いつしかHなお兄さんに侵食されてきている。
このままでは、本当にHなお兄さんになってしまうのではなかろうか……まあいいか。なって不味いこともないし。
「じゃ、じゃあその、お願いします」
「うん、いいよ」
自然と表情までもが、柔和な笑みに変わった。
どうやら慣れて、本当に俺はHなお兄さんになったようだった。
「じゃあ二人とも、寝て」
一気に部屋の中の空気が変わる。
蛍光灯のライトの下でも、既に甘ったるい香りが漂っていたが、部屋の電気を消してスタンドライトの暖色だけが僅かに照らすようになると、簡単にムードが出来上がった。
おずおずとシングルベッドを二人で窮屈に寝そべった真希と透子。
ゆったりとしたパーカーは捲れ上がり、ホットパンツから伸びた太ももが顕になった。
真希のほっそりとした太ももが暖色のライトに照らされてオレンジ色に染まる。
肌のキメまで綺麗で、ダウンライトを当てたフィギュアのよう。
滑らかな肌も指でなぞればするすると滑ってしまいそうで女の子の脚の魅力が詰まっている。
一方の透子もまた別の美しさがあった。
運動で鍛え抜かれた脚。のはずが、そこに硬さや筋肉質な要素は一切ない。
だからといって、贅肉で弛んでいるかというとそれも違う。
シリコン素材で作られたかのような瑞々しいハリと弾力。
しなやか、とは彼女のためにあるかのような質感。
それでいて真希とは違い、ヒップから太ももにかけての肉感はあって女性の体つきをしている。
中性的な顔立ちで、髪も長くはなく、透き通った印象の彼女だけど、ふと体に目を向ければここまで性的だったのかと鼓動が早くなる。
「はぁ、はぁ」
二人の息が荒ぎ始めた。
まだ何もしていない。
だからこそ、荒いだのだろう。
触れられるかの緊張が続き、まだ得ぬ快感を想像し、もどかしさに悶える。
そんな姿を見せられると、どこかタガが緩んだ気がした。
一つ一つ、錠が外れていく感覚。
堅く綴じられた扉が、重い音を立てて開いた。
「どうしたの? 二人とも?」
悪戯っぽく声をかける。
「え……」
「及川……さん」
切なげな声に、開かれて出てきたSっ気が刺激される。
「息が荒いで、体調が悪いのかな?」
「い、いや、これは体調が悪いんじゃないです」
「へえ。真希、じゃあどうしてそんなに息が荒いでるの?」
「わ、わかりません。でも及川さんのことを考えるとむずむずして……」
真希が羞恥心から真っ赤に染まって、シーツに顔を埋めた。
ぞくぞくとした感覚が走る。
ひたひたという音が聞こえそうな足取りでベッドに近づき、上る。
そして真希の華奢な背中を跨ぎ、耳元に口を近づける。
首筋、綺麗な黒髪からは、体型からかけ離れた耽美すぎる甘い香りを漂わせていた。
そんな甘さに決してまけることのない甘さで囁く。
「そっか。わからないなら、教えてあげないと、ね?」
真希はびくりと震え、ギュッとシーツを掴んだ。
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