双子と音のない世界
yahho
第1話 二人の少女
この世界はいつ滅ぶのかわからない。明日滅ぶかもしれない...
バーン
私は大きな音で目が覚めた。
「優衣さん!起きてください!寝たバツとして放課後居残りにします。」鈴木先生は黒板を叩きながら言った。
そうだった!授業中だった!
「すいませーん、次からはちゃんと集中しまーす。」
「どうしたら優衣さんが寝ないで授業を受けてもらう事ができるのでしょうか...」先生は呆れながら言った。
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私の名前は優衣、小学五年生!今日もいつも通り、先生に居残りさせられている。
「そろそろ帰っていいですよ。」先生は不満そうに言った。
「わかりました、お疲れ様でーす」
私は階段を下って昇降口にいった。下駄箱の前で靴に履き替えようとすると
「バー!」
誰かが脅かしてきた。ふと後ろを見ると双子の妹、亜衣がいた。
「お姉ちゃん、また悪さしたの?」
「まあね。」
「じゃあ帰ろっ!どっちが先に家につくか勝負だ!」
「負けないぞ!」
こんな日々が続くと思っていた。
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