ねくら

僕はネガティブだ。


僕がどうしてネガティブなのか、原因は挙げようと思えば、挙げられる。

ただ、それらは全てこじつけであり、実際はシンプルにそういう脳の構造をしているからだと思う。


僕は変わりたい。

理由は辛いからだ。


しかし、一方で、そんな自分に酔っている面もある。

心の底では、ネガティブこそが正義だし、魅力的だと思っている節があるのだ。

時には、ポジティブを見下し、バカにすることもしてきた。

そうやって僕は自分を正当化してきたのだ。


そして、この考え方が非常に厄介な働きをする。

ポジティブな発想をしようとすると、抑止する力となってしまうのだ。

ある種の呪いと言ってもいいだろう。

不健全な自己正当化のツケだ。


僕は一生、ネガティブな自分から逃れられず、苦しむのだと思う。

向き合い方を間違えてきた罰だ。


楽になりたい。

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