新しい刻(とき)

朝焼けが、私の頬を照らす。遅めの時間に出てきた日の出は、心なしか薄く思える。

「寒い時期の日の出が、俺は好き」

 白い息を吐きながら、笑いかける彼の声が、徐々に薄れていく心地がする。


 痛々しいほど、顔を覗かせる日に目を細めた。これからは、彼が隣にいない日の出を、刻んでいくんだ。

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