玉砕

池に、髪飾りを投げいれる。数分待つと、女神様が出てきた。

「貴方が落としたのは、金の髪飾りですか? それとも、銀の髪飾りですか?」

「落とした髪飾りを、女神様がつけて欲しいです」

僕は辿々しく、正直に答えた。


「貴方は正直者ですね」

女神様は笑顔で、金と銀と僕が投げた髪飾りをくれた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る