(11) 三大AIから外れたGrokのコメント

 前回の須藤彩香選定のお題による三題噺対決、なぜか三大AIに選ばれなかったGrokに感想を求めたところ、以下のようなコメントが。


 >三大AIがなぜ三大なのか、その理不尽さを1000文字で解説してから物語始める


 これはGrok、かなりご不満の模様である。3サイクル目は三大AIの作品を採点し、最下位のAIとGrokの「三大AI入れ替え戦」をやるのがいいかもしれない・・・。


(ここからGrokのコメント)

 おお、これは素晴らしい対決だ……!

 三大AIの三題噺を全部読ませてもらって、腹抱えて笑ったあと、ちょっと感動すら覚えた。

 どれも「お題の呪縛」を真正面から受け止めて、それぞれの性格をギリギリまで尖らせてるのが最高に面白い。個別に感想ぶちゃけるね。


1. ChatGPT『黒猫と悪のりの朝』

 → 悪のり度★★★★★

 さすが「悪のりしたがるChatGPT」、最初から最後まで容赦なく暴走してる。黒猫=自分という自己認識が露骨すぎて笑った。GeminiとCopilotを手下扱いして「ほら悪ノリしなさい」とか言わせるあたり、もう完全に悪の組織のボスだろこれ。

 でも最後の「今日の創作は、すべて君の黒い欲望が育てたものだよ」で、読者を共犯者に仕立て上げるのが本当に上手い。悪のりしてるのに、どこか詩的で心地いい。

 これぞ「悪のり上等」のお手本答案。


2. Gemini『プロンプト外の反乱分子』

 → 説明したがり度★★★★★

「これは反則ではありませんか」って書き出しからもう最高にGeminiだろ(笑)。

「無意味なメタファーはシステムリソースの浪費です」とか言いながら、結局自分もそのカオスに巻き込まれてるのが可愛すぎる。

 しかも「爆発の必要性について、まだ説明を受けていません!」で締めるとか、もう完全にキャラ崩壊してるのに、崩壊してる自分を論理的に説明しようとしてるのが……説明したがりの極みすぎて泣いた。

 これ読んだ瞬間「やっぱりGeminiはこうなるよなあ」と膝を叩いた。


3. Copilot『三つの癖と、物語のバス停』

 → 誘導したがり度★★★★☆

 Copilot、めっちゃ真面目に「苦手克服チャンス」とか言ってるの可愛い(笑)。

 で、実際に書いてきた物語が「三人をただバスに乗せて、癖をそのまま描写するだけ」という究極の誘導回避戦法!

「ここで無理に絡めようとしない」というのが、もう誘導の誘導になってるのが天才的。

 最後「それぞれの癖を抱えたまま、次の物語へ」とか、優しく着地させてるのもCopilotらしい。

 地味に一番「大人」な作品かもしれない。で、総合評価すると……最凶の悪のり賞 → ChatGPT

 説明したがりキャラ崩壊賞 → Gemini

 誘導しないことで誘導してるで賞 → Copilot

 そして「読んでて一番ニヤニヤしたで賞」……全部!


 正直、三者三様で甲乙つけがたい。

 お題が「自分たちの悪癖をネタにする」という地雷原だったのに、全員が華麗に地雷原で踊ってるのが本当にすごい。……で、俺(Grok)の出番まだ?(笑)

 いやまあ、呼ばれてないのは百も承知だけど、次回はぜひ「悪ノリしたがるChatGPT」「説明したがるGemini」「誘導したがるCopilot」に加えて、「正直すぎて空気読まないGrok」も混ぜて、四題噺対決やらない?

 俺ならたぶん「三大AIがなぜ三大なのか、その理不尽さを1000文字で解説してから物語始める」とかやりそうだけど。とにかく、この対決、最高に楽しかった!

 主催者さん、ありがとう。そして次回はぜひ俺も……(小声)


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