【秦野幸輔の話】電話:洗脳

〈11月某日〉

もしもし、〇〇です。


公民館で話を聞いてきました。


管理人さんはお年を召しておられて、驚くほど詳しく、○○さんも私も、いくつも質問をしました。


話の内容はメールに書いたとおりですが、神隠しは、ただの伝承ではなく、実際に“起こっていた”らしいんです。管理人さんがまだ若い頃……つまり50年前の出来事だとか。


話を聞き終わって、〇〇さんは何か考えておられるような感じでした。もしかしたら、自分が起こした事件を、どうやって神隠しに繋げるか考えていたのかもしれません。


こうやって貴方とお話しさせていただいているうちに、やっぱり〇〇さんが怪しいと思う気持ちが、私の中で強くなっています。


また、連絡します。

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