連鎖の黒〜from黒き封印〜

真翔志(マトシ)

第1話 連鎖の黒 #01 二人の光、再び

📘 『連鎖の黒』 #01 二人の光、再び。


一年前


──ノネム

「フハハハ‼ 我がここで消えようとも……

  人間がいる限り……闇は消えぬのだッ‼」


ノネムの最後の言葉は、

一年経った今もシンとミサキの胸に深く残っていた。

平穏は戻ったはずなのに、胸の奥にはまだ“影”が残っている。


 ノネムが封じられてから一年──。


 ゼファーリアの空は、かつてよりもずっと澄んでいた。

 今日も城門前には、旅の支度を整えた二人の姿がある。


シン

「……行こうか、ミサキ」


ミサキ

「うん。黒魔術の残滓……放っておけないしね」


 シンとミサキは互いにうなずき合う。

 去年の戦いを越えた二人の間には、もはや迷いはなかった。


 城門の向こうには、風に揺れる草原と小高い丘。

 見送りに現れたのは──蓮華、シュナイダー、そして活月見だった。


蓮華

「気をつけて……」


シュナイダー

「必要なら呼べばいい。すぐ駆けつける」


活月見

「……お主らなら大丈夫じゃろう。あたしゃ、黒魔術関係はごめんだよ」


 三人に見送られ、シンとミサキは城門をくぐる。


 少し歩いた先、小高い丘に立つと、ゼファーリア城が遠くに見えた。

 ミサキがふと足を止める。


ミサキ

「ねぇ、シン?」


シン

「ん?」


ミサキ

「黒魔術の調査をしていくのに、これから先、二人だけって……ちょっと心許なくない?」


シン

「いや、でも光の騎士は俺たちだけだし、活月見は嫌がるし……ガロウは王様だから……」


ミサキ

「だから、助っ人呼ばない?」


シン

「助っ人?」


ミサキ

「少し離れたし、もう大丈夫かな」


シン

「え?」


 ミサキは何やら術の詠唱を始めた。


シン

「ん? これは蓮華の……」


ミサキ

「さ、出てらっしゃい。──はっ‼️ ……あれ?」


シン

「どうした? ミサ……」


 そのとき。

 背後に、ぞくりとするような嫌な…しかしどこか覚えのある気配が立つ。


????

「久しぶり……ダーリン💜」


 シンが振り返るより早く、ミザリーは一瞬で間合いを詰めていた。

 腕をシンの首に回し、至近距離で妖艶に微笑む。


シン

「……うっ」


ミザリー

「さぁ、再会のキスを💜」


 ──ガツンッ!!


 同時にミサキの拳骨が炸裂した。


ミザリー

「いったぁーーい!!」


 ミザリーは頭を押さえてうずくまる。


ミサキ

「あんた、全然変わってないわね‼️」


ミザリー

「何よ……人ってそんなにすぐ変わらないわよ……」


 シンはその様子にほっとする。


ミサキ

「そんなことするために呼んだんじゃないのよ!」


ミザリー

「アンタも相変わらずねぇ。

 どうせダーリンともそんなに進んでないんでしょ?」


 シンとミサキの顔が一斉に真っ赤になる。


ミザリー

「キャハハハ!

 あーら、やっぱりまだチャンスは大アリね💜」


ミサキがすごい目で睨む。


ミサキ

「戻すわよ?」


ミザリー

「えっ……あっ!? うっそ、うっそん! 久しぶりだし……ねっ?」


ミサキ

「んもうっ! ちゃんと言うこと聞いてよ! 行くわよ!!」


ミザリー

「あーん、待ってお姉様ーー💜」


 そう言いながらも、シンにはこっそりウインク。


 シンは苦笑し、ふたりの後を追いながら呟く。


シン

「……なんか、先が思いやられるな……」


 三人の足取りが草原の向こうへ伸びていく。


 ──新たな旅は、ここから再び始まる。



※本作はAIアシスタントの助言を受けつつ、作者自身の手で執筆しています。(世界観・物語は全て作者オリジナルです)

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